前書き
アグレッシブで見ていて楽しいゲームでした。
勝ちきることは出来ませんでしたが、ヴィッセルの3連覇を止める、という最低限の結果に。
しかし、すでにプレッシャーはない中で、ということも理解しておかなければいけません。
ドローで終わっても、感情がそこまで揺さぶられていないことも事実です。
奥抜や安部、美籐と終盤に力を発揮し始めた戦力達のフィットが、今の状況を生んでいますが、これはポヤトス監督の力としてはどう評価すべきなのか。
悪いサッカーではない。
それでもタイトルにはまた絡めない。
そんな1年を、どう評価すべきなのか。
優勝を逃し、涙を流す神戸サポーターの姿が、どこか羨ましくも感じました。
採点&寸評
GK 22 一森 純【5・5】失点シーンはノーチャンス。その他は実力通り、安心してみられました。
DF 3 半田 陸【5・5】前半広瀬に何度か裏を取られたポジショニングは、間に合ったから良し、という考え方もできるかと思いますが・・・レベルが上がれば決められていたと思います。流れの中で果たす役割は非常に大きいので、前半の決定機のような肝の部分で決めないと、次のステージには行けません。
DF 4 黒川 圭介【5・5】はめられた時にプレスを外して推進力を出してくれる持ち味は随所に発揮。神戸武藤とのフィジカル差に苦しみながらも、何とか対応しきりました。
MF 27 美藤 倫【5・5】前半、神戸のプレスが激しい中でも見せる落ち着きには、もはや風格すら感じました。ポヤトス監督の評価もうなぎ登りですが、一後半の勝負の際で存在感がやや薄れたところは、次なるハードルでしょうか。大きな期待を込めて、平均点に。
FW 8 食野 亮太郎79’【5・5】決定的な仕事はできませんでしたが、守備含めた役割は果たしてくれました。PKには見えたのですが、ボールがつながっていなかったことがマイナスに働いたか。
FW 17 山下 諒也87’【6】小さな体がねじ切れそうなまで戦う姿は、チームに勇気と闘志を与えます。
FW 51 満田 誠【5・5】運動量、守備でアグレッシブなゲームを前線から作り出しました。ただ決定的なチャンスに絡む回数が少なかったので、10番としてはやや物足りない気も。
途中出場
DF 15 岸本 武流87’【―】時間短く採点なし
FW 23 デニス ヒュメット95【―】
ダニエル・ポヤトス監督【5・5】ACL2からの連戦の中で、ロマンをやや少なめにしても現実的に戦えるチームを作り上げてきています。残り2戦。彼を残すのか、切るのか。ここまで予想が難しいシーズンは久しぶりかもしれません。


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