J1残留
残留しました。
それだけです。
達成感も、来季への期待感も、選手達をねぎらう気持ちも、何もわき起こってきません。
3年連続の残留争いを終えた今。
なぜガンバ大阪はこうなってしまったのか。
ただただ、寂しいです。
戦評
正直、書くべきことが多くあるとは思いません。
引き分けでも残留が決まる一戦、ポヤトス監督はこのところ多く失点に絡んできた福岡をベンチからも外し、3バック(5バック)で守備ベースの戦い方を選択しました。
しかし前半9分。広島の見事なコンビネーションから右サイドを崩され、中央で満田に合わせられて失点。
この場面、右CBの佐藤が広島のシャドーFW加藤に引っ張り出されて、右サイドの奥深くに進入を許します。
しかしこの時点でも、中央は三浦、ディエゴのふたりで固めていました。
そのための3センターバックですから。
しかしタイミングのいいクロス、そして満田の動き出しを捕まえきれず失点。
身長は三浦183、ディエゴが188、満田は170。
ヘディングは身長じゃないんだよ。気持ちと、タイミングなんだよ。by満田
と言ったとか言わないとか。
2失点目はその2分後。
再び右サイドを突かれた際、今度は佐藤がスペースを空けずに対応しようとしましたが、スライディングで引っかけたボールは広島に。
しかし1失点目と同じく、中央には三浦、ディエゴ、大外には黒川と人数は十分。
そのための5バックですから。
しかし東のストレート系のクロスに、大外で黒川が広島MF中野に競り負けて2失点目。
身長は黒川173、中野182。
約10センチの差があったので、楽勝でした。by中野
と言ったとか言わないとか。
エディオンスタジアムでのラストマッチの広島に対し、立ち上がりで2点を奪われてしまっては、勝てる要素はほぼなく。
選手達の「ああ、今日も無理やな・・・」という感情が画面を通じても伝わってきました。
後半8分にはショートカウンターから、加藤に寄せきれず3失点目で終了。
今季初先発だという広島MF青山からの縦パスに誰も強く行くこともできず、後半には柴崎、柏、林(すでに今季限りで引退発表)と15年の広島優勝を支えたレジェンドたちのスタジアムとのお別れに付き合う始末に。
予想通り、引き立て役としての仕事を全うしました。
しかし湘南が横浜FCに勝利してくれたおかげで、残留が決定しました。
採点&寸評
2023 J1リーグ第33節 アウェー・サンフレッチェ広島戦(11月25日) | |||||
名前 | 先発 | サブ | 採点 | 寸評 | |
GK | 東口順昭 | 〇 | 4.5 | 1点目は全盛期なら届いたのでは・・・3点目もAREを止めるのがヒガ神だったのですが・・・ | |
石川慧 | △ | ||||
市川 曉記 | |||||
DF | 福岡将太 | ||||
半田陸 | 〇 | 4 | ウイングバックとして強度も攻撃性も何も出せず。五輪代表とは別人。海外なんて100年はえーよ。 | ||
藤春廣輝 | |||||
三浦弦太 | 〇 | 4.5 | 中央で簡単に競り負けるなら、あなたの存在価値はほぼないでしょう。どこか冷めた様子にも怒りが。またガンバで輝く日がくるのでしょうか。 | ||
高尾瑠 | △ | ||||
佐藤瑶大 | 〇 | 4 | 3失点すべてに関与。あっさりクロスを上げさせ、さらに加藤のシュートにも寄せられず。J1レベルでは厳しい出来です。 | ||
権敬源 | 〇 | 4 | ファウル以外に強さは感じず。期待し裏切られの1年でした。力ががくっと落ちるタイミングの1年だったのでは。 | ||
黒川圭介 | 〇 | 4 | 攻撃力より守備の頼りなさが上回ってしまいます。何度失点に絡んだことか。サイドバックはあくまでDFです。 | ||
柳沢亘 | |||||
江川湧清 | |||||
中野伸哉 | △ | ― | 時間短く採点なし | ||
倉田秋 | 〇 | 4.5 | 気迫はあれど技術が付いてこず。シュートに持ち込む力不足は、今のチームにとって致命的です。 | ||
福田湧矢 | |||||
ネタ・ラヴィ | |||||
塚元大 | |||||
ダワン | 〇 | 4 | 持ち味の強度あるプレーも見せず、ただ淡々とプレーしているように。モチベーションの低下は明らか。 | ||
杉山直宏 | |||||
山本悠樹 | 〇 | 4.5 | 冷静に試合をコントロールしたいのでしょうが、今の状態では笛吹けど踊らず。本人もお手上げ、と思っているでしょう。 | ||
中村仁郎 | |||||
アラーノ | |||||
石毛秀樹 | △ | ||||
FW | 宇佐美貴史 | △ | 4.5 | ためは作れど周囲のアクションも少なく、仕事できず。ああ、普通の選手になってしまったなという悲しみすらあります。 | |
食野亮太郎 | 〇 | 5 | 何とかしようという気概はあれど、周囲との関係性もなく一人では何もできません。しかし来季は彼中心で考えるしかないのか・・・ | ||
鈴木武蔵 | 〇 | 4.5 | 必死さは伝わりますが、2試合連続スタメンで負傷交代。体がついて行っていない以上、選手としては厳しいです。 | ||
ジェバリ | △ | 4.5 | 早くオフに入りたいな、と思っているのでしょう。切れも気迫も何もなし。 | ||
山見大登 | △ | 4.5 | 個での突破を期待されましたが、そんな力はありませんでした。サブまたはベンチ外で過ごした今季の評価は妥当とされても致し方なし。 | ||
唐山翔自 | |||||
監督 | ダニ・ポヤトス | 3.5 | 地獄の6連敗、60失点。後ろに人を増やしても守れないのは監督の責任ではない気もしますが、選手のモチベ低下はあなたの責任。 |
試合後の衝撃
正直、試合後は、なんの感情もわいてきませんでした。
しかしこの発言を見たときに、怒りがふつふつと湧いてきました。
Jリーグ公式での三浦弦太コメント
--負けてしまいましたが、J1残留は決まりました。
不本意な試合でしたし、不本意な決まり方ですけど、1つはJ1残留が目標だったので、それがなんとかかなったことはポジティブに捉えています。ただ、昨年に続き今年もこういうふうなシーズンの終わり方をしているので、来年はしっかりとこの流れを断ち切れるように、最後の試合を戦っていきたいと思います。
この結果をポジティブに捉える選手に、ピッチに立つ資格はあるのか。
そんな怒りを感じたのは、私だけだったのでしょうか。
最終節は優勝したヴィッセル神戸戦。
もちろん一番悔しいのは選手達だと理解はしているつもりです。
しかし、本当に選手は悔しいのでしょうか。
悔しがっている選手が、「この結果をポジティブに捉えて・・・」なんて言えるのでしょうか。
こんな結果で、選手達はまた「来年も応援して下さい!」と言うのでしょうか。
最終節はチケットを押さえていましたが、来場はボイコットします。
それと、ここで書き綴った思いが、いちサポーターとして、私にできる唯一の抵抗です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント