採点&寸評
今日はいつもと趣向を変えて、採点と寸評から。
2023 J1リーグ第27節 ホーム・アルビレックス新潟戦(9月17日) | |||||
名前 | 先発 | サブ | 採点 | 寸評 | |
GK | 東口順昭 | 〇 | 5.5 | 遠くを見たキックなど随所に好プレー。相手シュート少ない中で、特殊能力(あり得ないシュートストップ)の発動はなし | |
石川慧 | △ | ||||
市川 曉記 | |||||
DF | 福岡将太 | 〇 | 6 | ひとつひとつのプレーに強度を出そうという意志を感じるプレー。失点に絡んだルヴァン敗退を経て変わろうという心意気感じます。ただ終盤にみせた無理な縦パスは要反省。 | |
半田陸 | |||||
藤春廣輝 | |||||
三浦弦太 | |||||
高尾瑠 | 〇 | 5 | やはり見ている場所が悪いのか、クロスほんまに合いません…守備では及第点の働きでしたが、ジェバリとの相性が悪いのか | ||
佐藤瑶大 | 〇 | 5 | 屈辱の股抜きで同点ゴール献上。責めるのは酷でしょうが、ああいったピンチを止めてこそ本当のCBとなるはずです。 | ||
権敬源 | △ | ||||
黒川圭介 | 〇 | 5.5 | 縦に持ち運ぼうという気迫、推進力は感じました。クロスを見ている場所もよく、守備でもマッチアップ相手にやられるシーンはなし。 | ||
柳沢亘 | |||||
江川湧清 | |||||
中野伸哉 | △ | 5 | リード時に高尾と変わって投入。アピールへの思いが強く、時間を使えなかったことは反省点です | ||
倉田秋 | 〇 | 5.5 | チームに不足している強度をピッチで表現。9試合ぶり先発でも存在価値は示したと言えるのではないでしょうか。 | ||
福田湧矢 | △ | ||||
ネタ・ラヴィ | △ | 5.5 | イスラエル代表から帰り、試合途中からボール保持要員として機能。やはりポイントになる動きでした。 | ||
塚元大 | |||||
ダワン | 〇 | 5 | ボックス内での迫力は出せず、ややお疲れか…。足がつって交代する姿は、昨季までに戻ってしまったようなデジャブに。。。 | ||
杉山直宏 | |||||
山本悠樹 | 〇 | 6 | 後ろで食われた1つはいただけませんが、それ以外はアンカー、インテリオールで質の高さ披露。終盤、ジェバリに届けたラストパスは神業 | ||
中村仁郎 | |||||
アラーノ | 〇 | 6 | インテリオールで神出鬼没さに磨きかかり、何度も決定機に。しかしシュートが…こちら昨季までの姿にタイムトリップした感が | ||
石毛秀樹 | △ | 5 | 同点後に見せた強烈ミドル2本は激アツでしたが、試合を締める役割はできず。 | ||
FW | 宇佐美貴史 | △ | 4.5 | 途中出場にも関わらず、まるで先発かのように試合の流れに埋没。先発復帰は遙か遠くにかすみます。 | |
食野亮太郎 | 〇 | 6.5 | ゴラッソに加え、体のキレも味方を生かす意識も攻撃の中心になりつつあります。いよいよ本格覚醒の時は近いのか | ||
鈴木武蔵 | |||||
ジェバリ | 〇 | 5 | 点を取りたいのはわかりますが、ゴール前で足元ばかりほしがって止まっている印象。フォワード、という言葉通り前へ向かって欲しいです。 | ||
山見大登 | |||||
唐山翔自 | |||||
監督 | ダニ・ポヤトス | 5 | またも交代策の微妙さで試合を勝ちきることができず。センスか経験か、どちらの不足なのかはかりがたいですが、前者なら… |
戦評&問題の場面
試合を大きく総評するなら、お互いが持ち味を出した結果と言えるかと。
ピッチを広く使ってボールを動かそうとするガンバと、中央のコンビネーションを生かしてゴールに迫った新潟。
食野のゴラッソは彼の特徴が出た素晴らしい得点。
しかし新潟に終盤、得意のコンビネーションで真ん中をぶち破られました。
もちろん、リードしたガンバはもっとうまく試合を運べば、逃げ切ることが出来たでしょう。
ただ1失点は責められませんし、チャンスをつくった中で決めきれなかったことも、チームというより個人の問題。
私が最も気になったプレーは、後半48分。
勝ち越し点が欲しい状況で、我らがキャプテンがみせたプレーでした。
まず自陣でネタが頑張り、相手のハイプレスを受けながらも左SBの黒川へ。
この時点で、相手の右SBがネタまで出ており、左には広大なスペースがありました。
ジェバリが左に流れて、相手CBを引きつけた時点で、もし中央にいた宇佐美がそのスペースを狙っていたら、左サイドから中央にかけて3対2をつくって決定的なチャンスをつくれたはず。
しかし宇佐美は中央にとどまったことで、相手の戻りが間に合ってしまい、チャンスにはつながりませんでした。
これにはピッチ脇のポヤトス監督も、激怒。。。
ジェバリが開けたスペースを、次の選手がつく。
こんなにわかりやすいプレーを実践できない背番号7に、正直がっかりしてしまいました。。。
ちなみに別のタイミングでは、ジェバリが引きつけたスペース(上の場面ほどわかりやすくはありませんが・・・)に、石毛が走り込む、という場面がありました。パスが出てきませんでしたが、うまくつながればチャンスになるということは明白でした。
あとがき
結果が出始めた食野は、ある記事で「やっとスペースを突く動きが理解できてきた」というニュアンスの発言をしていました。
やはりガンバ育ちの選手は、パスを受けて目の前の相手をドリブルではがすプレーや、足元の細かいパスワークで目の前の相手を翻弄するようなプレーが体に染みついているのでしょう。
その代表例が宇佐美貴史。
スペースを使う意識がないということは、スペースを空けて味方に使わせる意識も少ない、ということ。
シュート力やパス精度など、基本性能が高いことはもちろん理解していますが・・・
それだけでは足りないことは、時代が証明しています。
今季のタイトルは前コンペティションでなくなり、もはや来シーズンに向けた準備期間とも言えます。
ポヤトス監督の契約延長がまだなされない事実には衝撃を受けましたが、さすがにクラブもバカではないはず。
近日中には吉報が届くと確信しています。
そうなれば、若手起用も積極的に行われていくはず。
宇佐美貴史にとってが、なにもかからない残りシーズンも正念場になる。
そんなことを感じた新潟戦となりました。
きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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