このイライラは山田康太のせいなのか…
ストレスのたまる試合でした…
ルヴァン杯水戸戦で延長まで戦った弊害が、ここまではっきり出てしまうとは。
最大の誤算は、ネタラヴィの不在。
相手のプレスがかかっても、ボールを引き出し、かわし、前進してくれるイスラエル代表ボランチを、ポヤトス監督は「ネタについてはリスクを負わないように、疲労とか違和感をメディカルと話し合いました。このあとまだまだ連戦が続くので、疲労を考慮しての判断でした」とベンチ外に。
するとどうでしょう。
強風と相手のロングボール戦術の前に、なかなか自陣からスムーズに出られない展開に。
中谷を中心に1失点で踏ん張り、一森のスーパーキックから山下の絶妙ループで追いつきましたが、その後は満田のハイプレスからジェバリへとつないだシーンぐらいしかチャンスはなし。
昇格組、しかも因縁の山田康太がいる横浜FCに勝ちきれぬ当たりに、力不足を実感させられました。

採点&寸評
🔵 ガンバ大阪 採点&寸評(vs 横浜FC|2025年4月●日)
スコア: 横浜FC 1 – 1 G大阪
得点: 15′ 山下 諒也
選手名 | 出場時間 | 採点(5.5基準) | 寸評 |
---|---|---|---|
一森 純(GK) | 先発 | 6・0 | ここ何試合か、キック精度についての苦言を呈していたのですが…ここでお詫びいたします。すばらしいキックでした。ただYYにゴールを進呈しそうになったミスには寿命が縮みましたわ |
福岡 将太(DF) | 先発 | 5・0 | 単純に高さで競り負けてしまうウイークポイントを思い切り露呈。それさえなければ…という選手なのですが。こういうプレーがあると、三浦の足音が、ひたひたと聞こえてくるような… |
半田 陸(DF) | 先発 | 5・5 | 鉄人ぶりを発揮。運動量やスプリント数はいつもより少なかったですが、それを感じさせないタイミングの良さも |
黒川 圭介(DF) | 先発 | 5 | 半田とは逆に、おとなしく見えてしまいました。ただロングボール主体の相手に下げられた面もあるので、致し方ない部分も。守備ではしっかり体を寄せてくれたのかなと |
中谷 進之介(DF) | 先発 | 6・0 | ルキアンにもソロモンにもパワー負けしない金剛力士っぷり。連戦でもタフな姿を見せてくれました。そしてYYをはじき飛ばしたシーンは、全ガンバサポの気持ちを代弁してくれました |
倉田 秋(MF) | 82′ OUT | 4・5 | 申し訳ないですが、ネタとの差は歴然でした。ボールを運ぶ意識はあったはずですが、コース取りやボールタッチの質も、相手をしっかり見えていたようには思いませんでした |
鈴木 徳真(MF) | 先発 | 4・5 | 「徳真ももう少し創造性が出てくれば良い内容になったと思います」というポヤ将の言葉がすべてでは。こぼれ球では相手に優位を奪われ、攻撃の流れを作り出す仕事はできませんでした |
ファン アラーノ(MF) | 75′ OUT | 5・0 | 水戸戦の疲労はやはり隠せませんでしたか…展開的にも厳しかったですが |
イッサム ジェバリ(FW) | 先発 | 5・0 | パワー系の相手CBを押さえ込めないのは、タイプ的には仕方ないですか…満田からのラストパスを決めていれば、文句なかっただけに残念 |
山下 諒也(FW) | 89′ OUT(得点) | 6・5 | 抜けだし、トラップ、そしてGKの位置を見たシュートと全て完璧。古巣のスタジアムで喜びすぎちゃうか、と心配になりましたが…青黒にそまったのだ、という意思表明でしょうか |
満田 誠(FW) | 先発 | 6・0 | ネタ不在の影響を最も受けた存在に。ボールの出し手にはなりましたが、受け手としての回数は少なかったかなと。ただ自身のボール奪取から出したジェバリへのラストパスなどはさすが |
岸本 武流(DF) | 89′ IN | ― | 時間短く採点なし |
美藤 倫(MF) | 75′ IN | 5・5 | パワー不足の中盤にエネルギーを注入してくれましたが、及第点以下でも以上でもなし |
食野 亮太郎(FW) | 82′ IN | ― | 時間短く採点なしも、おかえりなさい。あなたのシーズンはここから |
監督:ダニエル ポヤトス | — | 5・0 | ネタを休ませるという判断は仕方がないとは思いますが、倉田&徳真のダブルボランチは解決策にはならず。 |
あとがき
上位に行くためには、勝たなければいけないゲームでした。
しかしまだ上位も団子状態で、首位京都まで勝ち点7差。
まだまだ優勝をあきらめるような段階ではありません。
宇佐美、ウェルトン、奥抜、林が負傷で離脱している中、攻撃陣は食野も復帰し、まだまだ伸びしろはあるはず。
一方でその攻撃陣を輝かせるための中盤の層は、やや不安を感じます。
今シーズンは6月にも移籍ウインドーが空きます。
是非ガンバ強化部には、先を見据えて手を打っていただきたいなと。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント