戦評
今日はいきなり戦評から。
リーグ戦から大きくメンバーは入れ替えず、DFラインに江川、中盤に左が食野、ボランチにネタ、トップ下にアラーノ、トップにジェバリを入れた形に。
前線は山下を除き、ほぼ去年のレギュラー陣といっていいほどのメンバーでした。
立ち上がりから流れをつかみ、右サイドのコンビネーションからネタのミドルが相手に当たってコースが変わり先制。
このままあっさりと勝ちきるかと思いましたが・・・
ジェバリらがチャンスを決めきれずにいる中で、宮崎は大型FW橋本を起点としたカウンターからのクロスに活路を見いだそうと、唯一の武器で徹底的に抗戦。
すると54分、ガンバの切り替えがやや遅れ、相手の左サイドバックを高い位置でフリーとすると、アーリークロスを橋本に完璧なヘディングで合わせられて失点しました。
するとポヤトス監督は、食野に代えて宇佐美を投入。ジェバリとの2トップ気味に代えると、続いて左MFに下がっていたアラーノに代え、ウェルトンも投入。
結果、左サイドをウェルトンが突破し、ラストパスをジェバリがスルー、そこに走り込んだ宇佐美が決めて勝ち越しに成功しました。
レギュラー陣のコンビネーションと、確実にチャンスを決めきる宇佐美の質が、試合を決めました。
採点&寸評
GK 22 一森 純【5・5】失点シーンはノーチャンス。そのほかは相変わらず落ち着いていましたが、クロスへの高さ対応はやはり不安なところも。
DF 3 半田 陸【5・5】ミスがあったわけではありませんが、J3相手に突出したパフォーマンス、というわけでもなく。失点シーンは、結果論で言えばもう少しボールホルダーに寄せるべきでした。五輪前にけがはしたくない、という思いは、どこかにあるのかもしれません。
DF 4 黒川 圭介【5・5】こちらも対人プレーで違いを出せたとは言えず。連戦とあって、省エネ気味にプレーしていたのかもしれませんが…
MF 8 食野 亮太郎64’【5・5】周囲とのコンビネーション、動き直してボールを引き出すプレーなどは悪くありませんでしたが、一発のミドルシュートなどは見せられず。不用意なロストも相変わらずで、これではなかなか序列を上げるのは難しいのかなと。
MF 23 ダワン【5・5】ネタとのコンビで守備の仕事に軸足を置きプレー。セカンドボールの回収などを黙々とこなしまsた。
MF 47 ファン アラーノ73’【5・5】ネタの先制点をアシスト。攻守の切り替えにも鋭さを見せるなど、コンディションは上がっている様子。ただプレーの粗さも目立ち、
【途中出場】
DF 2 福岡 将太64’【5・5】同点の場面からミスなく試合を落ち着かせ、フィードで攻撃の起点にも。
MF 15 岸本 武流86’【―】時間短く採点なし。
MF 27 美藤 倫86’【―】時間短く採点なし。
ダニエル・ポヤトス監督【5・5】勝利したことは最低限の結果ですが、江川の出来には頭の痛いところでしょう。補強ができなければ、ダワンのCB起用など、柔軟な選手起用が必要となってくるやもしれません。
あとがき
宮崎という地で、最もインパクトを残したのはガンバサポーターだったのではwww
サッカーの質としては、決して高いとは言えず、最終的には宇佐美、ウェルトンというJ3を相手にしては反則級の個でぶん殴って勝つ、という、ある意味でJ1らしい勝利に。
しかしCBのバックアップ1番手、江川がまたも失点に絡んだことは痛恨でした。
三浦が長期離脱中の今、中谷、福岡になにかトラブルがあった場合はどうするのか。
一番はこの夏でのCB補強でしょう。
移籍市場で獲得できる可能性がありそうなのは、セルティックの小林祐希当たりでしょうか。柏の古賀、神戸の菊地らを引っこ抜ければ理想的ですが、なかなか難しいでしょう。
ここのところ、いい仕事を続けている強化部がどんな動きをしているのか、注目していきたいと思います。
きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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