【忖度なき採点&寸評】宮崎の地で悲願のタイトルへ前進。ただ戦力底上げは…今夏のCB補強は必須か。2024/7/10天皇杯3回戦・ガンバ大阪2-1テゲバジャーロ宮崎@いちご

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戦評

今日はいきなり戦評から。

リーグ戦から大きくメンバーは入れ替えず、DFラインに江川、中盤に左が食野、ボランチにネタ、トップ下にアラーノ、トップにジェバリを入れた形に。

前線は山下を除き、ほぼ去年のレギュラー陣といっていいほどのメンバーでした。

立ち上がりから流れをつかみ、右サイドのコンビネーションからネタのミドルが相手に当たってコースが変わり先制。

このままあっさりと勝ちきるかと思いましたが・・・

ジェバリらがチャンスを決めきれずにいる中で、宮崎は大型FW橋本を起点としたカウンターからのクロスに活路を見いだそうと、唯一の武器で徹底的に抗戦。

すると54分、ガンバの切り替えがやや遅れ、相手の左サイドバックを高い位置でフリーとすると、アーリークロスを橋本に完璧なヘディングで合わせられて失点しました。

するとポヤトス監督は、食野に代えて宇佐美を投入。ジェバリとの2トップ気味に代えると、続いて左MFに下がっていたアラーノに代え、ウェルトンも投入。

結果、左サイドをウェルトンが突破し、ラストパスをジェバリがスルー、そこに走り込んだ宇佐美が決めて勝ち越しに成功しました。

レギュラー陣のコンビネーションと、確実にチャンスを決めきる宇佐美の質が、試合を決めました。

採点&寸評

GK 22 一森 純【5・5】失点シーンはノーチャンス。そのほかは相変わらず落ち着いていましたが、クロスへの高さ対応はやはり不安なところも。

DF 3 半田 陸【5・5】ミスがあったわけではありませんが、J3相手に突出したパフォーマンス、というわけでもなく。失点シーンは、結果論で言えばもう少しボールホルダーに寄せるべきでした。五輪前にけがはしたくない、という思いは、どこかにあるのかもしれません。

DF 4 黒川 圭介【5・5】こちらも対人プレーで違いを出せたとは言えず。連戦とあって、省エネ気味にプレーしていたのかもしれませんが…

DF 20 中谷 進之介【6】この人だけは、どんな試合でも本当に安定したパフォーマンスを発揮。頼もしい限りです。

DF 24 江川 湧清64’【4・5】完全にマークを離してしまい、失点の要因に。これでは信頼を勝ち取ることは難しいです。

MF 6 ネタ ラヴィ86’【6】先制点で勝利に貢献。ただ彼の持つ技術、戦術眼が今のチームに十分生かされているようには見えず。守備の反応の悪さも、鈴木徳真に劣っている点ではないかと。

MF 8 食野 亮太郎64’【5・5】周囲とのコンビネーション、動き直してボールを引き出すプレーなどは悪くありませんでしたが、一発のミドルシュートなどは見せられず。不用意なロストも相変わらずで、これではなかなか序列を上げるのは難しいのかなと。

MF 17 山下 諒也86’【6】常に相手の嫌なところに走り続ける泥臭さは、J3相手でも関係なし。やはり現時点では右サイドの一番手は譲らないでしょう。

MF 23 ダワン【5・5】ネタとのコンビで守備の仕事に軸足を置きプレー。セカンドボールの回収などを黙々とこなしまsた。

MF 47 ファン アラーノ73’【5・5】ネタの先制点をアシスト。攻守の切り替えにも鋭さを見せるなど、コンディションは上がっている様子。ただプレーの粗さも目立ち、

FW 11 イッサム ジェバリ【6】ゴールこそありませんでしたが、絶妙スルーで宇佐美のゴールをお膳立て。相手のレベルもあるでしょうが、ボールの収めどころとしても機能。マリノス戦の初ゴールで、いい流れをつかみ始めたか。

【途中出場】

DF 2 福岡 将太64’【5・5】同点の場面からミスなく試合を落ち着かせ、フィードで攻撃の起点にも。

MF 15 岸本 武流86’【―】時間短く採点なし。

MF 27 美藤 倫86’【―】時間短く採点なし。

MF 97 ウェルトン73’【6・5】やはり別格。J3レベルでは、とてもひとり止められる選手ではありません。見事な決勝アシスト。

FW 7 宇佐美 貴史64’【6・5】まさにエース。最前線が引っ張ったスペースにするすると入り込み、その右足で勝負を決しました。頼りになります。

ダニエル・ポヤトス監督【5・5】勝利したことは最低限の結果ですが、江川の出来には頭の痛いところでしょう。補強ができなければ、ダワンのCB起用など、柔軟な選手起用が必要となってくるやもしれません。

あとがき

宮崎という地で、最もインパクトを残したのはガンバサポーターだったのではwww

サッカーの質としては、決して高いとは言えず、最終的には宇佐美、ウェルトンというJ3を相手にしては反則級の個でぶん殴って勝つ、という、ある意味でJ1らしい勝利に。

しかしCBのバックアップ1番手、江川がまたも失点に絡んだことは痛恨でした。

三浦が長期離脱中の今、中谷、福岡になにかトラブルがあった場合はどうするのか。

一番はこの夏でのCB補強でしょう。

移籍市場で獲得できる可能性がありそうなのは、セルティックの小林祐希当たりでしょうか。柏の古賀、神戸の菊地らを引っこ抜ければ理想的ですが、なかなか難しいでしょう。

ここのところ、いい仕事を続けている強化部がどんな動きをしているのか、注目していきたいと思います。

きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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この記事を書いた人

ガンバ大阪を深掘りし、より試合観戦やサポートをより楽しめる場所に。コラムや【忖度なき採点&寸評】で辛口甘口、ユーモアを交えつつ。 名前の由来は『Liverpool echo』より。愛するワンクラブを徹底して分析する場所を目指します。

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