ここにきての足踏みは痛恨の極み…
決して悪いゲームではありませんでした。
ただ…また、また、また、また勝てませんでした。
リーグ戦は4試合連続ドロー。
勝利した天皇杯湘南戦を含め、これで3試合連続2失点。
今季J1は28試合22失点、1試合平均失点は約0・79点。
それが3試合で6失点という事実に、向き合ってみるべきではと感じています。
戦評
守備時は宇佐美が頂点、攻撃時には坂本が頂点となって山下、アラーノも中央に3トップ気味となり相手の3バックを引きつけ、宇佐美がトップ下でボランチとDFラインの間でフリーとなる(それにしても狭い場所でしたが…)という狙いはうまく機能していました。
左サイドはその宇佐美が流れる事が多くスムーズ。ただ右サイドは山下、岸本のラインはややぎこちなく。
ここに来て半田陸の不在が響いています。
それでも点はしっかりと取れている事実は、ポジティブな点。
そうなると問題はやはり守備。
この日の2失点はどちらもセットプレーからでした。
ほころびを探せば、本当にわずかなわずかな隙、ということになります。
PKのシーン、福岡MF紺野に宇佐美、黒川、徳真と3人がいたにも関わらず、ボックス内に入り込まれて徳真が引っ張ってしまいました。
相手のドリブルも一か八かの仕掛けで、中にこぼれたのは不運だったのですが、気になったのはファーストDFの宇佐美があまりに淡泊だったこと。
カバーに徳真がいたからこそファウルを避けて足を出さなかったのかも知れません。
ただ前節ウェルトンが見せた軽い守備(この試合は出場停止)を含め、わずかなほころびは失点につながっています。
ショートコーナーから中谷が競り負けた失点も、決して防げないシーンではありませんでした。
今シーズン、ここまでどうやって勝ってきたのか。
粘り強い守備で失点を減らし、勝ち点を積みあげてきたのではないのか。
もう一度今季の躍進を支えた堅守を取り戻すべきでしょう。
次は大阪ダービー。
この1週間は守備の緩みをしっかりと締め直し、絶対に負けられない、ではなく勝たなければならない一戦に向かってほしいと思います。
採点&寸評
GK 22 一森 純【5・5】PKは触っただけに止めたかったですが、致し方なし。キック精度は相変わらずグッド。福岡のハイプレス対策にも、彼の存在は重要でした。ただセットプレー時、特にショートコーナーなどに対する守備は、整備する必要がありそう。
MF 16 鈴木 徳真83’【5・5】あまりに軽率なPK献上。しかしFKで福岡のゴールをアシストと、しっかりと自分のミスは取り返しました。キッカーとしての質は宇佐美より上かもしれません。
MF 23 ダワン【5・5】鈴木と比較すると、やはりボールを循環させるスムーズさは欠きますね…。ただ宇佐美が中央にいないゴール前の迫力を担保する貴重な存在ではあるので、やはり外せないなと・・・。
【途中交代】
MF 6 ネタ ラヴィ83’【―】時間短く採点なし。
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