【忖度なき採点&寸評】真夏のピークが去った。最後の花火に今年もなってしまうのか。2024/9/22 京都サンガ2-2ガンバ大阪@サンガS

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前書き

思いつく限りの罵詈雑言をここにぶつけたい気持ちを抑えるのが、この2日間は精いっぱいでした。

納得いかない判定で、優勝争いから引きずり下ろされてしまうなんて。

しかし考えた結果、判定への不満はここで言うまい、と決めました。

中谷進之介は言いました。

納得がいくか、いかないかで言えば納得はいかないですけれど、ああなる前に自分たちが仕留めなきゃいけなかった

この言葉が、全てなのだろうと。

戦評

https://twitter.com/GAMBA_OFFICIAL/status/1837761248445792527

先発は出場停止のダワンに代え、美籐。

京都の4-3-3に対し、中盤は完全にマッチアップする形に。

しかし美籐のアグレッシブさ、徳真の冷静さ、山田のカバーエリアの広さが際立つ展開に。

そして前半20分に先制。

中谷のロングフィード、完璧なタイミングで抜け出した山下、ニアに飛び込みDFを引きつけた美籐、そしてきっちり押し込んだ山田。

宇佐美もウェルトンも徳真も関わらない中で、完璧なゴールでした。

しかしそんなゴールは、一森のミスで帳消しに。

今季の躍進に、大きく貢献してくれた一森。先週の採点でもパスミスが増えていることを指摘しましたが、とうとう失点に直結してしまいました。

さらに後半20分。京都陣内に押し込み、右SBの岸本がシュートまで放ったボールのリバウンドが相手に。

岸本のスペースを活用され、カウンターに。

中谷が果敢なチャレンジで一度は止めましたが、再び京都ボールに。ここで宇佐美が必死の戻りを見せましたが、京都FW原の巧みさが上回り、ボールは右サイドへ。

1点目も決めたエリアスvs福岡の1対1に。

完璧なまでに上回られ、痛恨の2失点目に。

しかしその後に見せた怒とうの攻撃は、今季最大の課題となっている得点力不足を感じさせないものでした。

宇佐美、そして岸本が放った決定的なシュートは、相手GKのクソンユンを褒めるしかなし。

ただ・・・終わってみればあと少し隅を狙う精度があれば、という思いもわき上がります。

それでも42分、宇佐美のFKに裏へ飛び出した岸本がシュートを放ち、こぼれ球を中谷が押し込んで同点。

何より心が震えたのは、この後にさらに選手達の走力と熱量が上がったことでした。

この後にあったゴール取り消しと、ハンド取り消しについては多くは書かないことにしましょう。

漏れちゃうから。思いが。

ただ大橋侑祐主審の名は、何年経っても思い出してしまうな、でしょうね。

勝ち点1にとどまり、首位広島との勝ち点差は、残り7試合で2ケタの10に。

これはスラムダンクで言えば、20点差がつけば心が折れる、というほどの差。

優勝争いから脱落、と書かれても仕方がない痛恨のドローとなりました。

採点&寸評

GK 22 一森 純【4・5】とうとうこの日が来てしまいました。これまでの貢献を考えれば、責めたくはありません。ただあのミスはチャレンジではなく、軽率の極みです。

DF 2 福岡 将太【5】一線級FWとの力の差を見せつけられた2失点目でした。難しいのはわかっていますが、食い下がりたかった。あれを止めるか止めないかが、一流CBとの差になってくるのでしょう。

DF 4 黒川 圭介【6・5】前半34分、山田に出したクロスはパーフェクトでした。終盤まで足を止めずハンドを誘った最後の攻撃参加を含め、素晴らしい出来だったのでは・・・

DF 20 中谷 進之介【7・5】あえて書きますが2度のゴール、さらに見事なゴールカバーと獅子奮迅の活躍でした。あなたが来てくれて、本当によかった。

MF 9 山田 康太73’【6】中盤のカバーだけでなく、いるべきところに走っていたことが素晴らしかったです。

MF 15 岸本 武流【5・5】超攻撃的サイドバックとして2度の決定機に絡んだ点は評価したいのですが、やはりスペースを空けているマイナス面も。

MF 16 鈴木 徳真【6】美籐とのバランスを取りつつ、中盤を成立させてミスなく90分。フィジカルで相手に上回られる点以外が、ほぼ完璧な仕事ぶりでした。

MF 17 山下 諒也82’【6】相手SBを前半で交代に追い込んだ事実が、彼の充実ぶりを物語っていたのでは。

MF 27 美藤 倫82’【6】正確性の物足りなさをダイナミックさが完全に上回りました。左利き、スケールの大きさは少し広島の川村と似ているかなと。今後への期待はさらに膨らみましたね。

MF 97 ウェルトン【5・5】存在自体が相手にとって脅威であり、ポヤトスガンバの切り札であることは間違いありません。しかし最後の最後での繊細さの不足が、数字がもっと伸びていかない理由ではありますね。

FW 7 宇佐美 貴史90+6’【5】2点を決めた相手エースとの差が、この試合の結果にそのまま反映されました。プレー自体は決して悪くはないし、相手の好セーブは致し方なし。しかし、だからといって及第点とはできませんでした。だってガンバのエースですから。

【途中出場】

MF 10 倉田 秋82’【―】時間短く採点なし。

MF 14 福田 湧矢90+6’【―】時間短く採点なしも、粘りの守備で最後のチャンスを演出。

MF 47 ファン アラーノ82’【―】時間短く採点なし。

FW 13 坂本 一彩73’【5・5】何とかしてやろう、という気持ちは全プレーににじみ出ました。

ダニエル・ポヤトス監督【5・5】エリアスとやり合いまくったその熱さがピッチに伝染した部分もあったかと思います。時に試合をコントロールし、時に強いプレスで鋭く攻める。カウンターで受けた1失点のリスクは負い、2点を取って勝っていれば、本当に素晴らしい試合でした。

あとがき

試合後の投稿では、不快な思いをされた方もいたかと思います。

特定メディアをやり玉に挙げたのには、理由があります。

もちろん審判の判定に不満を訴えたポヤトス監督の声を、伝えるのはメディアの仕事でしょう。

しかしあの記事からは、ただ炎上させてPV数を稼いでやろうという意図しか、読み取ることができませんでした。

他の数々のメディアにも当然、目を通しました。

美籐の活躍や中谷の奮闘をたたえる記事はありましたが、ガンバ大阪が勝てなかった理由について書かれている記事は、見つけることができませんでした。

もちろんメディアもビジネス。

しかし本当に知りたいことを伝えてくれる記事はなく、こういった低いレベルの記事ばかりが氾濫する事実と、試合へのイライラが混じり合って、我慢できずにやってしまいました。

僕はやはりこの試合に勝てなかった最大の要因は、申し訳ないけど一森のミスだと感じます。

その事実を、ポヤトス監督はどう捉えたのか。

それが知りたかったし、聞いて欲しかった。

それが今後の指針になるから。

判定に愚痴らないはずが、思わぬ愚痴を書き綴ってしまいました。

すみません。。。

ただここからどんな戦いを見せるかが、ガンバ大阪の未来につながるはず。

まだ諦めない、なんて言えません。

でも優勝しても優勝しなくても、最後まで応援することだけは約束します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

ガンバ大阪を深掘りし、より試合観戦やサポートをより楽しめる場所に。コラムや【忖度なき採点&寸評】で辛口甘口、ユーモアを交えつつ。 名前の由来は『Liverpool echo』より。愛するワンクラブを徹底して分析する場所を目指します。

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