チャンスはある。しかし何かが足りない…
エキサイティングな試合でした。
フットボールを楽しむ、という観点では満足感のあるのですが…
ただ我々はガンバ大阪サポーター。
結果が伴わなければ、心から楽しむことはできないのです。

安部がデビューし、ダブルボランチの一角に。
徳真先発の際は、ネタが前、徳真が後ろ、という形が多いですが、この日は安部も積極的に一列前まで侵入する、というシーンも見られました。
ボールはよく動かせていたし、サイドからチャンスも作りました。
ただ中央が宇佐美、満田とどちらもパサー系が並ぶこの形では、クロスからの得点確率を上げることは難しいのも現実なのかと。
ただ満田を早めに下げて、ヒュメットを投入したポヤトス監督にも当然、その頭はあったはずで。
じゃあ宇佐美か満田のどちらかをベンチに座らせるのか。
それともサイドに適正がないとしても、無理矢理そこで使うのか。
それとも2シャドーを置ける3バックの形を模索するのか。
様々なことを考えさせられる試合でした。
採点&寸評
スターティングメンバー
DF 4 黒川 圭介【5・5】やはりウェルトンと並ぶと使いたいレーンが少し重なる部分があるのか。お互いが生かし合う、という形が少なかったのは気がかりです。
MF 6 ネタ ラヴィ80’【5・5】得意のボールキャリーは、相当警戒されているような印象も。それでもボールを失わないという信頼感は相変わらず。
FW 7 宇佐美 貴史【5・5】相手の乾と同じく、ボールを触っただけで違いを感じさせる空気感は相変わらず。ただこの日はシュートの当たりがイマイチでした。しかし驚いたことが。前半終了間際、ボールを失ってカウンターを受けそうな場面。自陣により近い場所にいた満田より、早く状況に反応して満田を追い抜き、サイドの守備に戻った姿に胸が熱くなりました。宇佐美も変わったのだな、と。
FW 51 満田 誠65’【5】つなぎ役としての役割はこなしていましたが、どこかダイナミックさが欠けました。宇佐美と入れ替わりながら、飛び出すシーンがもう少しあれば。しかしパサーとしての色が強いのか、ワントップ宇佐美との相性はそこまでよくなさそうな。
FW 97 ウェルトン65’【5・5】コンディション的にはかなり戻ってきている印象もありますが、まだ決定的な仕事はできず。ヒュメジェバと長くプレーする姿が見たい気も。
途中出場
DF 15 岸本 武流87’【―】時間短く採点なし。
MF 10 倉田 秋80’【5・5】この時間帯で投入される当たり、ポヤ将からの厚い信頼を感じますね
MF 16 鈴木 徳真65’【5・5】ビルドアップを安定させる仕事はまっとうしてくれました。後半35分にボックス内で縦に仕掛けてヒュメットにクロスを合わせたシーンは惜しかった…
あとがき
6月のウインドーで安部を獲得し、戦力的には非常にバランスが整ってきた印象はあります。
ただこれで公式戦6戦、リーグ戦5戦未勝利で12位。
このまま上にも下にも、という状況が続けば、7月のウインドーでは主力の流出があってもおかしくありません。
本格的な夏を前に、優勝やACLの可能性が遠のいてしまえば、モチベーションが下がっていくのは当然。
今が正念場。
ここらで熱量を上げる連勝が本当に欲しいところなのです。
そうでなければ、ポヤトス監督とともに描く未来も、どんどん見えなくなってしまうから。
踏ん張ってください。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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