個人対チームの戦いに敗れる
もう何度目でしょうか。
ポヤトス監督の「謝りたい」を聞いた試合は。
彼のそういったストレートでサポーターへのリスペクトを感じる部分は、人間としてとても好きな部分です。
ただ、もうその言葉も響かなくなってきました。
今シーズン、一番重い敗戦だったかもしれません。
上位とはいえ、決して選手の質で負けているとは思えない京都に対し、まさに完敗でした。
運動量、縦への速さ、ハイラインと持ち味を存分にぶつけてきた相手に対し、その勢いを受けるだけで全く対応策は見えず。
立ち上がりに失点すると、さらに押し込まれてセットプレーから2失点目。
さらに布陣を代え、黒川を外して半田をCB、福岡を左SBに置いた中で、後半立ち上がりにあっさりと3失点目。
布陣変更に対するポヤトスのコメントは以下のよう。
シチュエーションがベストではなかったし、あとはコントロールされていたので、そこを覆しにいこうという狙いがありましたが、出はなのところで3点目を入れられてしまった展開になったのではないかと思っています。
これだけでは、本当の意図は測りかねますが…。
・黒川が福田に裏を取られるシーンがあった
・サイドへのロングボールから折り返しも狙ってくる京都の前線を考えると、DFラインの高さは担保したかった。
・京都のハイプレスが緩む時間帯を想定し、攻撃時は3バック気味(半田、中谷、福岡)として右SBの岸本を高い位置に上げて反撃したかった。
といったところでしょうか。
ただ後半立ち上がりの失点で意気消沈し、3-1-4-2(1=ネタ、4=ウェルトン、満田、安部、岸本、2=ウサヒュメ)は機能せず。
いや、本当にそれが狙いだったのかもわからないほど、何がやりたいのかわかりませんでした。。。
前節の勝利から、山下やネタを外した理由がコンディションではなさそうでしたので、ポヤトス監督の狙いはまったく当たらなかった、とも言える敗戦でした。。。
採点&寸評
FW 23 デニス ヒュメット【5・5】ボールがいい形で入ればチャンスになりますが、引き出す形がすべて相手DFの前でした。ただ気温は上がっていますが、運動量は上がってきている気も。
FW 97 ウェルトン66’【5】京都MF佐藤にうまく封じられるシーンが多かったなと。前を向けばいいですが、背中を向けて受けるとほとんど何も出来ず。突破の後のクロス精度も改善の余地あり。
途中出場
DF 15 岸本 武流46*’【5】何とかしてやろうという気概は感じましたが、悪質なファウルには思わず目を覆いました。
MF 47 ファン アラーノ83’【―】好調なだけにもっと早い時間で見たかった。
MF 6 ネタ ラヴィ46*’【5・5】何とかボールを動かそうとしていましたが、追いかける展開でやや中が多かったのかなと。
FW 17 山下 諒也66’【5・5】チームに足りない裏への意識を注入しましたが時すでに遅し。
あとがき
これがポヤトス体制3年目の集大成を迎える時期の試合か…と思うと悲しくなりました。
23年16位→24年4位ときて、大きく期待が膨らんだ今季は12位。
ボールを大事に、というふわっとしたチーム戦術はあれど、京都のようなはっきりとしたスタイルを打ち出すことは出来ず、ベストメンバーも見えぬままに勝ったり負けたり。
この成績でいけば、クラブが来年もポヤトスに託す、という可能性は限りなく低いと感じます。
それなら、今年残りを任せる意味があるのか。
そんなことまで考えてしまいますが、現実的にはまだ残留も決めていないため、わざわざ自分たちで波風を立てる必要はないのではないか、と思います。
しかし次はダービー。
ここでどんな戦いをするのかは、後半戦のチームに与える影響も大きいはず。
今はただ、勝利を信じて見守ります。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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