ズッ友撃破の3連勝
宇佐美貴史はこう話しました。
今日のサッカーは全体的に自分たちの自信につながるというか、そういう手ごたえを得られた試合でした
いや遅いわ!!!!!
と突っ込みたくもなりますが、そういうことなんですよね。
前2試合の大量得点、大量失点、というような試合ではなく。
「試合をコントロールする」
ポヤトス監督が3年間、チームに求めていたことが、ある程度は形になった試合でした。
浦和のミドルプレスを、中央で満田、安部、宇佐美、初瀬や半田のサイドバックもビルドアップに多く関わりながら前進し、山下、ウェルトン、そしてヒュメットが走る背後へ。
相手ボールとなれば、こちらもミドルブロックで中締め。時々宇佐美がぼうっとすることでするすると中央を抜けられ、中島に渡って怖いシーンもありましたが、基本的には狙っていた守備ができていたなと。
そして後半、豊富な前線のタレントを生かして疲労してきた相手の守備陣に対してプレッシャーをかけ、流れをつかむ。
決勝ゴールはボランチからトップ下へと移った満田が、ダイアゴナルなランニングで浦和のボランチ柴戸を引き連れ、安部に時間とスペースを与えたことから生まれました。
シュート数でも(ガンバ18、浦和11)、ゴール期待値でも(ガンバ1・87、浦和0・87)でも上回った点を見ても、選手たちが個々に役割をしっかりと果たした結果の勝利。
リーグ戦、という視点では遅いよといいたくなりますが、ACL2を前には非常にいい勝利だったのでは。
ただ、上にも下にもプレッシャーがない、ということがのびのびとしたプレーを生んだ印象も。
あと2か月早ければ、という思いが湧くのも正直な気持ちです。
採点&寸評
DF 3 半田 陸【5・5】前半は多くの攻撃関与が目立つも、決定的な仕事とまではいかず。相手の左サイド、関根や松尾にやや後手を踏んだ印象も。
FW 7 宇佐美 貴史75’【5・5】ボールを失わない技術はピカイチですが、相手をはがしきれないあと1歩のキレが気になるところ。守備でも危ない中央を締め切れないずさんさが目につきます。こればかりはもうどうしようもないのか。
FW 17 山下 諒也63’【5・5】決定的な仕事はありませんでしたが、浦和の左サイドにストレスをかけ続けた63分でした。
FW 97 ウェルトン63’【5・5】パワーとスピードは戻っていますが、最も危険なボックス内での仕事ができていないことが気がかり。
途中出場
DF 4 黒川 圭介88’【―】時間短く採点なし。
MF 16 鈴木 徳真75’【5・5】リズムを作り出すという仕事に専念。
MF 44 奥抜 侃志63’【5・5】ドリブルという刀を抜くぞ、抜くぞ、と見せて相手を引きつける役割は担いました。今度は本当に抜いてもいいですよ。
FW 11 イッサム ジェバリ75’【5・5】チームのためのボールキープで貢献。
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