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前書き
ガンバ大阪が見せる巧みな懐柔策に、手玉に取られております。
J1初昇格のチームに敗れた翌日に、広島から満田誠の獲得を発表し、見事にガス抜かれてしまったサポーターも多いのでは。
その前には、倉田秋の2ゴールという最高の気分での勝利の後に、山田康太の無期限チーム離脱という、普通ならモヤモヤで押しつぶされそうなものをはぐらかされてしまいました。
ただ、我慢するのはここまでです。
1月に入ってからのダワン、坂本の移籍や、ウェルトン負傷など、チームにとって逆風が多すぎる今シーズン序盤。
タイトルを狙うためには、こんな序盤で置いていかれるわけにはいかないのです。
採点&寸評
GK 22 一森 純【5】責めるべきプレーが多いわけではありませんが…試合中のいらついた表情の多さが気になります。。。中谷不在のこの試合では、あなたがチーム全体を落ち着かせて欲しかったなと。
DF 2 福岡 将太【5】何とかしよう、という思いが空回りして、ボールを持つ時間も長いように感じます。それは彼だけの問題ではなく、周りの動きの少なさにも起因しているのかも。
DF 3 半田 陸【5】好ブロックなどもありましたけど、彼のポテンシャルからすればまだまだ本調子ではないのかな、と。どこか表情やプレーに生き生きとしたところがないのは、やはり海外移籍出来なかった心のモヤモヤが晴れていないのか。
DF 4 黒川 圭介【5】もう少し江川のフォローに気を使えなかったのか。高いポジションを取る、というのはチームとしての狙いでしょうが、パスコースがなくて苦しんでいる姿を助ける動きがあってもよかったのかなと。
DF 24 江川 湧清【5】久々の先発でかかりすぎ、という印象の中でも随所に好プレーはあり。ただ相手FWの得意な部分で、ガチンコ勝負を仕掛けて後手を踏んだ印象。ただルカオへの対応など、能力の高さを見せた部分もあり、この1試合で見切りをつけるのは早すぎかなと。
MF 10 倉田 秋57’【5】前節2ゴールの勢いを試合序盤は継続していましたが、途中からはビルドアップの助けであっぷあっぷに。後ろでは強度を出すにも出せず、不完全燃焼か。
MF 16 鈴木 徳真79’【4・5】2失点目のシーン、ビルドアップで最終ラインに入っているところにカウンターを受け、最後はぎりぎりクロスに触れず。相手クロスが完璧でしたが、やはり守備力という面ではどうしても不安が残ります。
MF 27 美藤 倫46*’【4・5】鈴木が最終ラインに落ちた後の中盤で、やはり隠れすぎでしょうか。ダワンのように前で違いを出せるわけでもなく、ネタのようにオンザボールで強みがあるわけでもなく。守備はともかく、攻撃面での課題が浮き彫りに。まだまだヤットイズムは出せていませんね。
FW 7 宇佐美 貴史【4・5】1失点目は彼のボールロストから始まったピンチ。さらにCKはニアのストーン役として、気のないジャンプでクリアに至らず。攻撃時の余裕はいいのですが、守備の時はとにかく必死にやってくれ。ちなみにフル出場でスプリント7回は、わずか8分の出場で8回の岡山FWブラウンノアより少ない。特に攻撃ではがむしゃらに走れ、とは言いませんが、今日は守備でチームを助けるスプリントも少なすぎる印象。どうしても気が抜けちゃうのが宇佐美の宇佐美たるゆえんではあるので、満田、ヒュメットの加入でおしりに火がつけばいいのですが。
FW 17 山下 諒也57’【5】勢いで突っ込み、少しの接触でファウルをもらえていた昨季のジャッジ傾向が変わったことが不利に働いていますねえ。モデルチェンジが必要な時期かもしれません。
FW 42 南野 遥海57’【5・5】前へ前へ、というプレーはチームの数少ない希望でした。裏への抜けだし、それに伴う走力、体の強さも3年前より着実にアップしている印象です。あとは消えてしまう時間をなるだけ減らし、得点から生まれる自信がついてくれば一気にブレイクしてもおかしくはないかと。
【途中出場】
DF 15 岸本 武流57’【5・5】反撃したい時間帯で右サイドを活性化させてくれました。後は左からのクロスにゴール前で勝負したいっすね。
MF 38 名和田 我空79’【―】時間短く採点なしも、中盤で意外と落ち着いたボールさばき。その当たりは新人離れしてますね。
MF 6 ネタ ラヴィ46*’【5・5】プレスをひとりではがす能力はさすがですが、その後のゴールへの絵はではなかなか描けませんねえ。徳真とコンビなら、もっとゴール前まで入っていってもいい気はします。
FW 11 イッサム ジェバリ57’【5】ルカオ用のロングクロスを放り込まれても、さすがにゴールまでは生み出せません。
FW 40 唐山 翔自57’【5・5】なんとかしてやる、という気持ちは一番感じた選手でした。サイドでの仕掛けが目立っていますが、本来ならセンターで勝負させたいところなんですけどねえ。
ダニエル・ポヤトス監督【5】中谷不在の危機をしのぐことはできず。個で守れる選手がダワンがいなくなった中で、DFリーダーまで欠いたら昨季と同じ守り方でも守れないことが明らかになってしまいました。
後書き
1勝2敗でスタートを切った2025年。
試合内容としても決して褒められたものではなく、不安はぬぐえません。
ただここから満田、ヒュメットが加わり、ウェルトン、アラーノ、そして林大地が復帰してくれば・・・
昨季は開幕サブスタートでケツに火がつき、結果的にすばらしいパフォーマンスを見せた我らがキャプテンも、開幕3戦のような危機感の感じられないプレーはできなくなるはず。
今はまだ、信じる気持ちは揺るがないですよ。
ここから浮上する。その一心で、東京ヴェルディ戦に臨みたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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