前書き
本当ならば、やってはいけないミスに対して、厳しく言及すべきかもしれません。
でも・・・できませんでした。
それは彼がこの試合で2点に絡んだから、だけではありません。
藤春の後を継ぎ、どれだけ彼がこのチームに捧げてきたか。
その思いが、伝わっているからです。
こういう時ほど、支えたい。
その思いが、批判すべきという思いよりはるかに上回りました。
採点&寸評
スターティングメンバー
MF 47 ファン アラーノ83’【5・5】決定機に絡むシーンは少なかったですが、攻守の切り替えなどでは持ち味を発揮してくれました。ただ終盤は疲れも。
FW 17 山下 諒也83’【5・5】うまく相手に消された印象もありますが、守備での貢献含めていつも通りの出来。ただ停滞感を打ち破る個は出せず。
FW 51 満田 誠【5・5】ボランチで滅私奉公に努めてくれていますが、もっとはやくトップ下に戻して上げて欲しかった気もします。
途中出場
DF 15 岸本 武流83’【―】時間短く採点なし
DF 24 江川 湧清90+3’【―】時間短く採点なし
FW 42 南野 遥海67’【5・5】もやは羽化は時間の問題かと。フィジカルや走力は十分。2点目の起点となったポストプレーも落ち着いていました。あとはその左足を振れるか否か。
FW 97 ウェルトン83’【―】お帰りなさい。ただまだ重戦車っぷりは見られず。フィジカル系だけに再発が何より怖いので、少しずつギアを上げていってください。
あとがき
ミスを切り取るより、敗因を大きくとらえることが重要です。
この試合をひと言で言えば、走り負け。
スタッツでいえば、神戸の115キロに対し、ガンバは108キロ。
リードした中で耐え続けた試合なら、こういった数字になることもありますが、拮抗(きっこう)したゲームの中で、7キロの差が出た現実は思いです。
ガンバのカウンターを徹底してケアしてきた神戸に対し、それ以外の手を見いだすことが出来なかったことは大きな課題。
ハードワークで押し返す、ということができなかったという現実に、もう一度向き合いましょう。
華麗なサッカーで、相手を圧倒するような強さは、今年の我々にはありません。
泥臭く、粘り強く。
もう一度、原点に立ち返る必要戦を感じた試合でした。
最後にもう一度。
黒川圭介、オレ!!!!!!
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