【忖度なき採点&寸評】レジェンドとの別れの日に思う。なぜネタラヴィはチームを去るのか。我々は考えるべきだ。2025/8/11ガンバ大阪0-3ファジアーノ岡山@パナスタ

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初代監督の訃報に思う。今のガンバはどう見えていますか

なめてましたか。

岡山を。

なめていたんですか。

選手たちには、本当に自分の心に問いかけて欲しいです。

立ち上がりから岡山のプレスを受けて相手を勢いづかせて、デュエルで負けてサイドを崩されて失点。

2失点目も甘い寄せでポイントを作られたことで、お見送り芸人しんいち似の岩渕に巧みなシュートを許しました。

全身全霊で挑んできた岡山に対し、どこか上から目線のような戦い方。

後半はギアを入れ直した感はありましたが、最後のシュートシーンで宇佐美を筆頭に当たりが出ず。

5バックの相手を押し込み、フィニッシュまで持ち込む形としては整理された部分も、後半は出たと思います。

サイドに相手ウィングバックを引っ張りだし、そこから半田&山下のコンビネーションなどで内側のレーンまで運び、最後はマイナスで宇佐美。

この形で3、4度はシュートチャンスまで持ち込みました。

釜本さんなら、決めていたのかな。

そんな思いに駆られてしまいました。

採点&寸評

GK 22 一森 純【5】失点は責任を問うことは難しいですが、強いて言うなら2点目は何とか…それ以上にキックのアバウトさが気になりました

DF 3 半田 陸【5】相手のキーマン佐藤龍之介には決定機を許さず、攻撃で何度かチャンスに絡んだ点は評価すべきかと。ただ惜しいところまで言っても、最後はDFらしいボールタッチの荒さが顔を出しちゃいました。

DF 4 黒川 圭介【5】1失点目は抜かれた倉田が悪いと言えばそうなのですが、スペースを埋める役目としては、カバーができるポジショニングがあったのかなと…。攻撃面でもどこかおとなしく、本来の姿ではありませんでした。3失点目も最後まで体をぶつけるべきでした。

DF 5 三浦 弦太【4・5】守備のハードさを期待されての起用でしょうから、その部分が前面に出なかった点は反省すべきか。攻撃面ではキャリーの少なさで、前の選手に負担をかけている気はします。

DF 20 中谷 進之介【4】2失点目、岩渕に簡単にボールを収めさせたことで、その後のゴールにつながった部分は彼らしくないプレーでした。3失点目もどこか気持ちが抜けていたからこそ、目の前で相手に触られてしまったのでは。何が自分の武器で、このチームですべきことは何なのか。もう一度、思い出して欲しいです。

MF 10 倉田 秋46*’【4・5】1失点目はどんな形であれ、ボックス内で抜き去られた責任は重いです。攻撃は工夫と努力の跡は見えまくりなのですが、あのヘディングを枠内に飛ばせなかったことで、後半のチャンスはもらえませんでした。

MF 16 鈴木 徳真61’【5】すごくいいポイントが見えていたのですが、そのパスがわずかにずれているのか、味方とタイミングが合っていないのか。そのわずかなズレが、惜しい、と決定機を分ける差に。

FW 7 宇佐美 貴史【4・5】パスを受けるのはすべて足元。それでも周囲がかなりスペースを空ける動きをしてくれたことと、せまいスペースでさすがのボールタッチも見せたことで、シュートチャンスは作りました。しかし決めなければ、絵に描いた餅。釜本塾からやり直せ。

FW 23 デニス ヒュメット90’【5】ボール供給は少なかったですが、裏を狙う動きと要求は、数多く続けていました。あの動きが、宇佐美らにスペースを与えていたことは間違いなし。そしてこぼれ球を的確にミートしたシュートは、きっちり枠内に。相手の好クリアに阻まれましたが、シュートの感触はよかったはず。

FW 51 満田 誠【5】ボランチ起用、後半途中からはアンカーのようなプレーも求められ、ゴールに絡む本来の持ち味が出る場面は極小に。しかしネタが去るのであれば、この起用も増えることは間違いなし。今は文句を言わず、できることを増やしていただけますと助かります。

FW 97 ウェルトン78’【5】後半こそ何度か片りんは見せましたが、まだ彼本来の排気量には戻っていないでしょう。左サイドに固定したほうが良さが発揮されるのでは、と感じますが、好調倉田との兼ね合いもあり、難しいところ。

【途中出場】

MF 44 奥抜 侃志90’【―】お帰りなさいも時間短く採点なし。来季への期待度にもつながる勝負はここから。

MF 47 ファン アラーノ78’【5・5】引いた相手をかき回そうと、短い時間でできることはやってくれました。

FW 11 イッサム ジェバリ61’【5】ヒュメットと宇佐美の間ぐらいで何度かボールは受けましたが…彼の日ではなし。

FW 17 山下 諒也46*’【5・5】サイドでの優位性は作ってくれましたが、決定機までは至らず。先発でもスーパーサブでも、確実に貢献してくれる点はありがたいです。

ダニエル・ポヤトス監督【4・5】中盤の核・ネタを起用できず、中央を絡めた攻撃が減ったことは彼のせいとはいいにくいです。ただ、試合序盤に流れを持っていかれた点は、マネジメント面でのミスとも言えます。後半の修正は形になったとは言えますが、やはり勝ち続けられる監督ではないのか・・・

あとがき

ネタラヴィの移籍報道には、かなりショックを受けました。

スポニチの報道によると、彼自身が移籍を志願した模様です。

ただ町田からのオファーを受け取った後は練習への取り組みが低下していたという。クラブ側は慰留に努めたが、本人の移籍意思やチーム内への影響などを総合的に判断。契約は残り半年ながら、マッカビ・ハイファに払った違約金50万ドルを超える同100万ドルで売却する方針となった。

しかしこの報道には、かなり意図的なものを感じます。

強化部の「悪いのはネタであって、俺たちはお金ももうかったし、悪くないんだよ!!」という思いが、透けて見えるどころか、ダイレクトにつたわってくるからです。

スポニチにリークし、自分たちに有利な情報も流してもらった、という構図にしか見えません。

もちろん、それが事実ではない、とは言いません。

しかし、チームの中で突出した力を持つネタに「ここにいるより、町田に行った方がACLエリートにも出られるし、リーグ優勝の可能性もある」と思わせてしまったのであれば、これはガンバに関わる全員の責任でしょう。

どんな弱いチームでも、魅力的なサッカーができない中でも、クラブに愛を注いで欲しい。

選手たちにそれを求めるのは、酷ではないかと思います。

まだ決定ではありませんが、きっとネタは出て行くのでしょう。

なぜ、彼はチームを去るのか。

岡山に対して力を100パーセント出せず、せっかく連勝で掴んだ流れを簡単に手放してしまうようなチームは、タイトルなど夢のまた夢。

力のある選手をとどめておくためには、資金力、環境、そしてチームの強さが必要。

今のガンバ大阪は、J1で2年目の町田ゼルビアから主力を引き抜かれてしまうチームなのです。

そのことを、クラブ、選手たち、そして私たちも考えるべきタイミングなのかもしれません。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

ガンバ大阪を深掘りし、より試合観戦やサポートをより楽しめる場所に。コラムや【忖度なき採点&寸評】で辛口甘口、ユーモアを交えつつ。 名前の由来は『Liverpool echo』より。愛するワンクラブを徹底して分析する場所を目指します。

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