【忖度なき採点&寸評】やっぱり最後は愛やろ、愛。J1残留まであと1勝。2022・10・29ガンバ大阪2-0ジュビロ磐田戦@パナスタ

  • URLをコピーしました!
目次

前書き

まだ油断はできません。

しかし、15位に浮上して自力残留の可能性が復活したことは、本当にでかい。

もはや戦術うんぬんを超越した何かが、勝敗を決めたといえるジュビロ磐田戦。

食野亮太郎、パトリックというガンバ愛の表現がストレートなふたりが、やってくれました。

ジュビロ降格につき、ヤットの帰還を祝うことができるのか、という不安はありましたが、彼らしい挨拶の仕方にもぐっときました。

かみしめるように、振り返ってみましょう。

戦評

おなじみの4-4-2、先発は勝利したマリノス戦を踏襲してきました。

ボランチは出場停止明けの斉藤という選択肢もありましたが、ダワンできました。

2列目も小野瀬。

序盤からゴール前での攻防が多い展開となりました。

攻撃は山本悠を中心にボールを前進させ、やはりゴール前で違いをつくるのは宇佐美。

左サイドで仕掛けて折り返し、小野瀬が決定機を迎えた場面も。

シュートは打ち上げ花火、下から見るか、になってしまいましたが・・・

前半は3-4-2-1とのミスマッチもあり、相手左WBの松本をややフリーにしてしまい、そのからのサイド攻撃でひやひやする場面も。

さらに東口がキャッチした後のカウンターパスを、最寄の小野瀬に当ててしまうという驚きのミスから、大ピンチも招きました。

ハーフタイムは0-0で折り返し、胃がきりきりと痛む展開が続きます。

後半にも磐田右サイドからのクロスに、ゴール前で遠藤大先生をフリーとしてしまう大失態。

しかし荒れた芝生が運命を左右しました。バウンドが変わり、シュートは枠外へ。

どうも藤井風さんのライブで芝が荒れた影響もあった模様。

藤井風さん、ありがとう。

そしてヤット、申し訳ないけど本当にありがとう・・・ガンバ愛が漏れちゃったかな。

直後にパトリック、食野を投入して1点をもぎ取りにかかります。

そして歓喜の瞬間が。

磐田の攻撃を止め、アラーノがカウンターに移行しようとしたところ、磐田の戻りも速くバックパス。

三浦が黒川に速いサイドチェンジを送り、左から攻撃をスタート。

宇佐美が左に開き、磐田右WBの鈴木と相手CBの間が空いたところに、するすると山本悠が。

そこに黒川からタイミングよくパスが出ると、右から中央のスペースを見つけて入り込んできた食野へ。

食野は磐田DF大井に1対1を仕掛けると、ドリブルで一歩左へ。相手が足を出してきた股を狙い、ゴール左へと流し込みました。

歓喜。

しかしまだ油断できず。今年は何度も終盤に追いつかれる展開をみているだけに。

しかし後半28分。パトリックがスーペルゴラッソ。

宇佐美のクロスが引っ掛かり、ゴール前に浮いたセカンドに反応した斉藤がヘッドで中央へ。

オーバーヘッド!!と言うにはやや低空でしたが、ネットに吸い込まれた瞬間の安堵感は忘れられません。

2-0。

15位に浮上し、最終節を迎えることになりました。

採点&寸評

GK 1 東口 順昭 5・5

神様のお戯れに、〇玉が縮みあがりました。

あれで失点していたら、ガンバ史上に残るワンプレーになったことでしょう。

しかしその他は安定。

おそらく2歳ぐらい老けたのではないでしょうか。

DF 13 髙尾 瑠 6・0

システムのミスマッチにやや苦労しましたが、マッチアップした相手にはやらせず。

この大一番、自陣でまた抜きかます強心臓ぶりに驚きました。

DF 5 三浦 弦太 6・0

能力のある選手が、そのまま能力を発揮してくれました。

先制点につながった黒川へのサイドチェンジも効果的でした。

DF 3 昌子 源 6・0

自陣深くで入れ替わられるシーンもありましたが、中央はやらせず。

球離れも速く、致命的なミスなく守備を統率してくれました。

DF 24 黒川 圭介 6・5

フリーの山本を見逃さず、先制点の起点に。

守備でも踏ん張り、無失点に貢献。

MF 29 山本 悠樹 7・0

フリーのスペースを見つけた判断、間髪入れずに中央の食野へ送ったアシストと、このワンプレーに彼のセンスが凝縮されていました。

やや前がかりのプレーも、うまくスペースも管理していたようにみえました。

MF 23 ダワン 6・0

72分アウト。

攻撃的な山本の背中をフォローしつつ、空中戦や球際ではしっかりと仕事。

ややボール保持の際はもたついた印象もありますが、役割を全うしてくれました。

MF 8 小野瀬 康介 5・0

59分アウト。

決定機の場面は、相手ブロックが下のコースを消していたため、見た目よりは難しいシュートだったと思います。

しかしあそこまで打ち上げたのは、いいわけできないでしょう。

食野にメシおごってあげてくださいwww

MF 47 ファン アラーノ 6・0

90+2分アウト。

得点に絡むことはなかったですが、カウンターの起点や裏抜けと、常にボールの出口に。

ミドルシュートは持っていない感が強いですが、打つ、という意識をよしとしましょう。

FW 9 レアンドロ ペレイラ 5・0

59分アウト。

前半に負ったあごへのショックが影響したのか、存在感は希薄。

早め交代も致し方なし。

ただ最終節、期待してます。

FW 39 宇佐美 貴史 6・5

やはり彼がボールを持てば、相手DFが一気に集中します。

その結果、周囲がフリーに。

先制点、アシストの山本がフリーになれたのも、左サイドに開いた宇佐美がDFの目を引きつけたから。

復帰後初ゴールは、最終節、残留決定の試合にとっておきましょう。

途中出場&監督

FW 18 パトリック 7・5

59分イン。

もうね、理屈じゃ説明できません。ガンバ愛のなせるわざなのか。

簡単なパスをトラップミスするあなたが、なぜあんなに難しい態勢から、シュートを決めることができるのか。

漫画・ジャイアントキリングの夏木陽太郎のモデルは、もしやパトなのか。

そういや髪型一緒ですね。間違いありません。

FW 40 食野 亮太郎 7・5

59分イン。

この瞬間のために、あなたはガンバに帰ってきたのでしょう。

あんなにゴール前でがちがちだったあなたが、あの瞬間はまるで自然体に。

覚醒した瞬間を、見た気がします。

MF 15 齊藤 未月 6・5

72分イン。

クローザーとしての役割だけでなく、鋭いセカンドボールへのきゅう覚でパトのゴールをアシスト。

文句なしです。

来季完全移籍希望。

DF 20 クォン ギョンウォン ―

90+2分イン。

時間短く採点なし。

松田浩監督 7・0

勝った試合の先発は変えず、0-0で停滞したと思えば後半15分前後に2枚替え。

そんな難しい判断ではないのかもしれませんが、奇をてらわない采配で勝利を引き寄せました。

あと1試合、お願いします。

というか、契約は今年いっぱいのはずですが、残留すればこのまま来年も、という可能性も出てきたように思います。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ガンバ大阪を深掘りし、より試合観戦やサポートをより楽しめる場所に。コラムや【忖度なき採点&寸評】で辛口甘口、ユーモアを交えつつ。 名前の由来は『Liverpool echo』より。愛するワンクラブを徹底して分析する場所を目指します。

コメント

コメントする

目次