負け方が悪すぎる…
おはようございます。寝覚めの悪い朝ですね。
あまりに学習能力のないやられ方をした試合のダメージは、翌朝まで残ります。
セットプレーから3失点。クロスから1失点。
アシストはすべて鹿島MF樋口雄太。
そうです、オフにオファーしてあえなく振られた彼です。
彼は思っているでしょう。
「ああよかった、ガンバに行かなくて」(妄想です)
振られた彼女の結婚式に、呼ばれてもいないのにご祝儀を4万円渡したようなもんです。
さらに全ガンバサポの嫌われ者・鈴木優磨にも仕事をされてしまいました。
こんな面のやつにやられるなんて・・・悔しすぎます。
ちくしょう。。。
戦評 なぜ序盤の勢いはしぼみ、押し込まれ続けたのか。。。
DF藤春が今季初先発、昨季9月に左ハムストリング付着部不全損傷という手術を行ったGK一森は、3年越しのガンバでのトップデビューでした。
立ち上がり、お互いが激しく前へかけあうプレス合戦に。
前半4分、右シャドーの山見が鹿島の左CB三竿のプレスを受けましたが、うまく潰れてボールは敵陣へ。パトリックは大外から入ってきた藤春を見逃さずクロス。藤春のコントロールされたヘディングは、ポストに嫌われましたが、パトリックがこぼれ球を押し込みました。
開幕戦では退場したパト。鈴木優磨の術中にはまって悔しい思いをしたパト。
得意のマシンガンポーズでやつを撃ち殺すかと思いきや・・・
宇佐美のユニホームを掲げるなんて。。涙。。。
幸先よく先制すると、その後も鹿島を引き込んでカウンターでゴール前に迫ります。
守備時ははっきりと5バックを形成し、両サイドのスペースを埋めて対応。
鹿島の攻撃は右が中心だったことで、相手の左サイドはやや安西をフリーにしても、山見が中途半端なポジションに立って、ここからスピードアップしようという意図が見えました。
ボールを中盤でひっかければ山見、または前半すぐに倉田とポジションを入れかえて左シャドーに入った山本を起点に、一気にカウンターを打ちました。
また小野瀬と藤春は、機動力を生かしてできる限り高い位置へ。前半はカイキの戻りより、藤春の前への切り替えとスピードが上回ったことで、ガンバの時間も増えているようにみえました。
しかし時間が経つにつれて、藤春のサイドに鹿島の和泉が張り出し、カイキがトップ下のようなポジションに入ることで、藤春がピン止めされて上がれない状況に。その後ろで、樋口や右SBの常本に起点をつくられるようになりました。
1点リードのまま迎えた後半開始、山本に替えて黒川を左シャドーに。
左の圧力を高め、なんとか試合の優位性を取り戻そうとしましたが、、、
鹿島もアラーノを下げてカイキをトップに、そして和泉をはっきりと右に回すことで、前述した狙いをより強調するような形に。
後半7分にCKから失点。鹿島DF三竿に柳澤が付ききれませんでした。
片野坂監督は流れを変えようと、藤春に替えて奥野を入れ、4バックにして黒川を下げて4-4-2に変更。
しかし変えた直後、右サイドからクロスを入れられ、最後は鈴木優磨・・・
これも柳澤が付ききれず。
この失点で集中が切れてしまったのか。
リズムが出てきた鹿島に対し、後半18分、三浦があっさりと鈴木にターンを許し、そこからピンチに。
カバーに入った昌子は和泉にかわされてシュートは打たれましたが、コースは限定して一森がセーブしCKに。
昌子は声をあげて、もう一度集中を求めていましたが・・・・
このCK、関川をドフリーに。
はい、マークは三浦でした。
ここで試合は決まってしまいました。
終盤はペレイラ投入で、おなじみのパト、三浦、ペレイラのトリプルタワーに。
またパワープレーかよ・・・
そう思っていたのは我々だけでなく、190センチのパリピもだったようです。
セットプレーから4失点目。ペレイラと小野瀬との間で決められましたが
きっと陵南の田岡茂一監督なら「そのでかいからだはそのためにあるんだ!」
と言ったことでしょう。
採点&寸評
GK 22 一森 純 5・0
やっとたどり着いた舞台で4失点。。。
可もなく、やや不可はあり、といった出来でしょうか。
足元は自信あるのかな、というボールの持ち方ではありましたが、効果的とまではいかず。
DF 3 昌子 源 5・0
弟子の鈴木優磨とやり合いましたが、チームとして守り切れず。
個人としては悲観するパフォーマンスではなかったですが。
DF 4 藤春 廣輝 5・0
65分アウト。おかえりなさい。
さっそく得点にも絡み、いいスタートかと思いきや。
途中からは5バックで守備に奔走させられました。
DF 5 三浦 弦太 4・0
もう、あなたを対人に強いなんて言えないですわ・・・
簡単に振り向かれてピンチを招き、セットプレーは21歳のDF関川を完全に見失って失点。
「僕のマークです」と手をあげて謝る姿に、きっといいやつなんやろうなあ、とは思いました。
ただ、いいひとではいいCBになれない気がします。
DF 26 柳澤 亘 4・0
80分アウト。もう今年、何失点に絡んだのでしょうか。
対人はJ1レベルでは厳しくも見えます。
現時点では。
MF 8 小野瀬 康介 4・5
ボールを持てば可能性を感じさせましたが、前半途中からDFラインに吸収され、ウイングハーフではなくサイドバックに。
後ろが柳澤では、心配なく上がることは不可能でしょう。
MF 10 倉田 秋 5・0
局面をみれば、毎試合戦えているようには見えるのですが。
ここまでうまくいかないのを見ると、彼のゲームコントロールにも課題があるか、と考え始めました。
MF 15 齊藤 未月 5・0
74分アウト。前半はいい感じに見えたんですけどね。。。
勢いを、後半まで持続できないのはなぜ?
まだ負傷の影響があるのでしょうか。
MF 29 山本 悠樹 4・5
46分アウト。見せ場はパトに通したクロスのみ。実況にはしきりに藤春と間違われる始末。
守備での存在感が薄く、攻撃でも45分で一仕事では物足りません。
FW 18 パトリック 5・5
先制ゴールはらしくない視野の広さのクロスと、こぼれ球への反応も完璧。
しかし後半はパワーが落ちてしまった印象も。
FW 37 山見 大登 4・5
80分アウト。ゴール前に飛び込む惜しいプレーもありましたが・・・
チームとして狙っていたはずの大事なカウンターチャンスで技術的ミスが散見。
そのせいで自分も戻ることになり、体力も切れも失っていきました。
【途中交代】
DF 24 黒川 圭介 4・5
46分イン。左シャドーでの起用。
守備面での仕事と、カウンター起点を期待されたのでしょか。
どちらも中途半端なまま、4バック変更により定位置に。
押し込まれた展開で持ち味は出ず。
MF 17 奥野 耕平 4・5
65分イン。
完全に相手に主導権を握られ、何もさせてもらえず。
MF 14 福田 湧矢 4・5
74分イン。時間は短いとはいえ、彼らしさは皆無でした。
どこかテンションの低い表情が気になりました。
MF 23 ダワン 時間短く採点なし
80分イン。ガンバデビュー。腰の強さ、技術の正確さなど片りんはみせましたが、まだ評価するには至りません。
FW 9 レアンドロ ペレイラ 時間短く採点なし
80分イン。前2試合、途中出場から連続ゴールでも、与えられる時間は10分。
その理由が自らにある、という風にはまったくみえません。
片野坂知宏監督 4・5
ハイプレスにハイプレスをぶつけて先制するまではよかったのですが・・・
セットプレーの整備は、やっていないのでしょうか。
GKコーチ(吉田)の担当なのかもしれませんが。
クロス対応に難がある柳澤を起用し続ける理由は聞いてみたいっす。
きっと1対1のまま、後半途中に4-4-2に替えて攻めにかかる、というプランは抱いていたのでしょうが。。。
あとがき カタノサッカーの片りんは見えたのか
5バックで相手を引き込み、カウンターを打つ。
これは大分時代のカタノサッカーの常とう手段だったそうです。
そういった意味では、前半の戦い方は少しその香りはしたような気がします。
ただ昌子のコメントがすべてな気はします。
「鹿島とは?」とほかの選手に聞くと、球際に来るという答えが返ってくる。正直、今日も鹿島とはレベル的に差はなかったと思う。特に前半はボールを持たれているけど全然やられる気はしなかった。でも、後半はそれがボディーブローのように効き始めて、五分五分のボールが全部鹿島にこぼれた。常に相手に拾われてサイドに振られて全部後手に回って、それがCKになって、CKではマークにつけなかった。
カタさん(片野坂 知宏監督)がやりたいサッカーの以前の問題。カタさんがやりたいサッカーを提示しても、結局球際で負けていたらずっと相手ボールになってしまう。これまでは基本先手でやられていた。それが今日は先制して、ボールを持たれても全然慌てなかった。逆に持たせている感じだったけど、後半はあからさまに持たれていた。
同点ゴール時の三竿、さらに関川。
彼らのように感情をむき出しに戦っていた選手が、ガンバにいたのでしょうか。
これで5試合勝ちなし。
シーズン序盤は苦しむことは、もはや近年のテンプレートですので、心はまだすさんではおりません。
ルヴァンの勝ち抜けはもう絶望的でしょうが、この大会を無駄にしない形を望みます。
しかし・・・負け慣れるって嫌やなあ。。。
コメント