【忖度なき採点&寸評】イニエスタは言ったとか言わんとか「10人相手ならカタノサッカーぽいんだね」ガンバ大阪、今季最攻のヴィッセル神戸戦

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2022年5月8日 ヴィッセル神戸戦@パナスタ

退場者が出たことで、試合としては評価しにくい部分が大きい神戸戦でした。

とはいえ、相手が引きこもった中で敵陣でのパスワークや仕掛けに対しては、失礼ながらとてもいい実践トレーニングになった印象も。

5バックの相手を崩すトレーニングとしては最高だったのでは。

イニエスタも思ったはずです。

「こいつら、10人の僕たちが相手なら、ロングボールは使わなくても攻められるんじゃないか! あとこちっこい15番誰だよ!! うぜえよ!!」

なかなかシュートが入らずイライラもしましたが、終わってみればシュート21本は今季最多。

ただカウンターのリスクが極小だったことで、両SBが最初から高いポジションを取れるなど、11対11ではまた違った問題点も出てくるはずですが・・・

では採点&寸評にいってみましょう!!

採点&寸評

GK 22 一森 純 7・5

イニエスタ→武藤のホットラインからのピンチを止めたセーブが、この試合のハイライトだったかも・・・

あれを決められていたら、まったく違った試合になっていたかと思うとおぞましい。。。

MOMといってもいいビッグセーブでした。

DF 3 昌子 源 5・5

3試合ぶりの先発。

コンディションが問題ではなかったとしたら、先発落ちなんて久しぶりだったのでは。

プレーは大迫とマッチアップし、ヘッドで競り負けたりとおやっと思う部分もあり。

ただ最後のところではやらせず、1人減ってからのチームへの声かけもさすがでした。

これでレギュラー再奪取に前進したかな。

DF 20 クォン ギョンウォン 6・5

チームがトンネルから抜け出す貴重な先制ゴール!!

魂のこもったヘッドはもちろん、前半惜しくも左足低空ミドルは圧巻でした。

守備はまだ本領を発揮するような場面は少なかったですが、ヘディング、球際で

「絶対負けねえ」

という気迫、ヤンキー漫画「クローズ」に出てきそう悪役面なのに、笑ったらちょっとかわいいところもしびれます。

DF 24 黒川 圭介 6・5

73分アウト。

持ち運べるって頼もしいなと。

ぐいぐい来られると、対面の相手も相当嫌そうでした。

ふと思ったのは、初瀬が出ていってなければ、黒川はガンバにきていたのかな、ということ。

サッカー選手の人生って難しいですね。

攻撃で行き過ぎて、最後ちょっと守備でばて気味に見えたのは反省材料。

DF 26 柳澤 亘 6・5

攻撃だけを切り取れば、本当にセンスのある選手。

後ろからパスも供給できるし、自分も入っていける。

受け手と出し手、両方になれる選手って貴重やなと。

MF 8 小野瀬 康介 6・0

56分アウト。

安定して攻守に戦ってくれました。

早めの交代は連戦のせいでしょう。

仁郎をトップで使えるのも、彼の守備範囲が広いことも関係していそう。

MF 14 福田 湧矢 5・5

30分アウト。

大迫許すまじ。

2列目に小野瀬とふたりでハードワーカーを置くことで、仁郎のクリエイティブを生かす、というプランの鍵を握っていたのに・・・

気持ちを出して戦ってくれる姿が、どれだけチームに好影響を与えていたか・・・

脳しんとうに肩脱臼と苦難が続きますが、また帰ってくる日を待ちます。

MF 17 奥野 耕平 5・5

73分アウト。

守備面と、ボールを持たない攻撃への関わり(主にスペースを見つけたフリーランニング)は悪くはなかったなと。

ただつなぎの部分では、まだまだ課題があります。

監督の起用法を見ていると、彼を育てたい、という思いも感じます。

MF 23 ダワン 6・5

中3日であれだけの強度を出せるのは、シンプルにすごいなと。

もう少し前と絡んだプレーも見たいな、という気もします。

だって点とってくれそうやもん。

MF 41 中村 仁郎 6・5

73分アウト。

いよいよ羽化するときが来たようです。

パンチ力あるシュート、まず前に仕掛ける姿勢、そして簡単には失わないクイックネス。

シザーズ×3からの柳澤へのラストパスなんて、相手の足を完全に止めていました。

福田が負傷した際、ファウルした大迫に突っかかっていった姿も、気の強さを表していたなと。

久保建英にそっくりやな、と思いますが、できればなかなかシュートが入らないところは似てほしくないなと。

FW 18 パトリック 6・0

クロスやラストパスとは合いませんでしたが、諦めない姿勢が菊池の退場を招きました。

彼の強さをミドルゾーンではなく、ゴール前で生かそう、という意識も、チーム全体にいき渡った模様です。

【交代出場】

FW 37 山見 大登 5・5

30分イン。

シュートに至るまでは悪くないのですが、いざ足を振るときに力が入りすぎていたのは、誰の目にも明らかでした。

ただ、後半打った柔らかいシュートは、少し変化の兆しか。

去年打った2本のゴラッソを思い出しかけているのかな。

仁郎が戦力となってきた今、彼が覚醒すれば一気に状況は好転しそうな予感。

FW 9 レアンドロ ペレイラ 5・5

56分イン。

ピッチイン直後、猛スライディングをみせた姿には目を疑いました。

その後はいつものテンションに戻った気もしますがwww

DF 4 藤春 廣輝 5・5

73分イン。

プレーでは特筆すべきものはなかった気がしますが、彼のふるまいがチームの助けになっていることが、伝わってくるんですよね・・・

ギョングォンやウェリ、レアンドロら外国人選手に対してだけでなく、怪我をした福田に対し、ガンバクラップでサポートしてあげたり。。。

ほんと、いい男になりました。

MF 11 ウェリントン シウバ 6・5

73分イン。

おめでとう!!

きっと苦しかったと思います。

異国の地で、元アーセナルの肩書も持つ選手がベンチ外も続き・・・

足りないものがあるのでしょうが、試合に出れば、どんなに短い時間でも全力でプレーしようという気持ちは伝わってきました。

だからこそ、ゴール時あんなに祝福されていたんだろうと。

MF 15 齊藤 未月  6・0

73分イン。

短時間でイニエスタからあそこまで狩りまくった姿に、彼の決意を感じました。

奥野に先発の座を譲る今、腹の中は煮えくり返っているはず。

その怒りをプレーで表現してくれました。

きっとイニエスタも、彼のことを覚えたでしょう。

片野坂知宏監督 6・5

終盤の3枚替えが、勝ち点3に直結しました。

これまで押し込む試合があまりなかったので気づきませんでしたが、押し込んだ後の攻撃パターンはしっかりと仕込んであったことが、はっきり証明されましたね。

どれだけスムーズに、相手を押し込める形にできるかが次の課題でしょうか。

ただ今年の3勝のうち、2勝は相手に退場者が出ていることは忘れてはいけません。

油断なんてもってのほか。

まずは降格圏のやつらを引き離して、J2の恐怖におびえない状態までもっていってください!

バモス!!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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この記事を書いた人

ガンバ大阪を深掘りし、より試合観戦やサポートをより楽しめる場所に。コラムや【忖度なき採点&寸評】で辛口甘口、ユーモアを交えつつ。 名前の由来は『Liverpool echo』より。愛するワンクラブを徹底して分析する場所を目指します。

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