【忖度なき採点&寸評】5年連続で最下位に勝ち点3をプレゼント…残留争いを彩るおひとよし集団・ガンバ大阪 2022年4月17日 湘南ベルマーレ戦@パナスタ

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前書き

皆さま、お疲れ様でした。

現地観戦でしたが、久しぶりに虚無感を感じた試合でしたね。

最下位相手の敗戦は、5年連続だそうです・・・(スポーツ報知によると)

全然驚きませんね。。。

ここんところ、毎年最下位に負けてる手応えはがっつりありますもんね。

残留争いを盛り上げる名わき役、ガンバ大阪。

攻勢の前半に仕留めきれず、相手の勢いが増した後半はその流れを変えられず。

相手のゴール前での精度の低さに助けられ、後半45分までは生き延びましたが、負けるべくして負けた、と言える試合だったのではないでしょうか。

誕生日だったという湘南の山口智監督、いつかはガンバ大阪の監督として帰ってきてくれるであろう指揮官を助ける当たりは、人の好さがにじみますね。このチームには。

最後までベンチ前でオーバーアクションをしていた片野坂監督はすべてを出し切ったでしょうが、選手のうち何人が、もてる力のすべてを出し切ったのかは疑問です。。。

どんな相手でも、最後の最後まで汗一滴を絞り出すような試合ができていますか?

最後の最後まで、勝つんだ、という思いが体中を支配していましたか?

そのあたりが、最下位にこれだけ負け続ける理由なのではないか、と思ってしまいます。

採点&寸評

GK 22 一森 純 5・5

フィードや近くにつけるパスにも、自信がみなぎるように。

小野瀬に送ったややアウト気味のロングフィードは秀逸でした。

ただハイボールの処理はちょっと怖いっす。。。

DF 3 昌子 源 5・5

ガンバで3バックの右CBやったのは初めてですかね。

前半はそのせいか、バタバタしている印象もありました。

三浦が右に寄ってくることで、周りのスペースも少なくなっていた印象も。

後半の守備はさすが、と思うシーンも多かったですが、3バックの右が適正ポジションなのかは疑問です。

DF 5 三浦 弦太 5・0

最後の失点シーンまでのパフォーマンスは、悪くなかったと思います。

失点シーンも、非常に難しい対応でした。

ただ・・・あそこでボール一個分、先に触れるかどうかが、勝負のキモでした。

クロス対応は、弦太最大の武器。

そこで負けてしまったことは残念です。

DF 20 クォン ギョンウォン 6・0

対人の強さに加え、外巻きの左足フィードは絶妙でした。

ヨングォンで比較すると、もう少し自ら前に運ぶ積極性があってもいい気もしますが・・・

ただその実力は確かなものであるかと。

DF 24 黒川 圭介 5・0

77分アウト。

ボールを引き出すまではいいのですが、やり切る強さが・・・

1対1ならクロスまで上げきる。だめでもCKを取る。

その回数が増えていかないと、また藤春にとって代わられちゃいますよ。

MF 8 小野瀬 康介 4・5

前半は悪い出来ではなかったですが、後半は対面する湘南MF畑にかなり押し込まれてしまいました。

1対1ではやらせず、最後まで対応はしていましたが・・・

何度もCKを与えてしまったことで、湘南の流れにつながってしまいました。

逆に攻撃では、畑がやったようなチームを前に押し上げるプレーが少なく。

最後の失点も、小野瀬の何気ないミスパスから始まっている当たりは悔やまれます。

MF 14 福田 湧矢 5・0

77分アウト。

勢いはあるんですが、いかんせん止める、蹴るの正確性が・・・

あとボールをためる技術がないため、黒川をはじめとした周囲の選手もまったく生かせず。

右足でのパトへのクロスのみでは、手持ちの武器が寂しすぎます。

MF 23 ダワン 4・5

広範囲ににらみを利かせながら、ツボを押さえたプレーで貢献していたのですが、最後まで持たず・・・

交代枠を使い切ったあとで、足がつってピッチから離れ、10人になったことが痛恨の極み。

「俺の体力が最後まで持っていれば、今日の試合は勝てたはずだ・・・」

と言っていたとかいないとか。

MF 29 山本 悠樹 5・0

68分アウト。

セットプレーのキッカーとしては、おもしろいボールは上げていたんですけどね。

流れの中ではどうしても球際の弱さやプレーの軽さが目につき・・・

レギュラーを奪いきるには、そこの強度が上がっていかないと。

FW 18 パトリック 5・5

77分アウト。

高さは間違いなく脅威で、ほとんどのチャンスには彼の頭が関わっています。

ただぜいたくを言えば、攻守の運動量がやや少ないのではないかと。

特に守備時、相手に脅威を与えるようなランニングができていない印象。

パトのプレッシングが落ちたことで、終盤に相手の流れが生まれた気もします。

90分プレーしなければ、と思っているのかもしれませんが、もっと密度の濃いプレーが見たいっス。

FW 37 山見 大登 5・0

61分アウト。

スペースをつくるランニング、強度の高い守備では貢献していましたが。

ゴール前でのシュートは力入りすぎ。

去年見せたようなシュート時の落ち着きはまぐれやったのか。

しかしまだ、今は飛躍のための助走段階だと信じていますよ。

【交代出場】

FW 32 坂本 一彩 4・5

61分イン。

ルーキーに厳しいようですが、結果的に交代の1番手としては物足りなすぎ。

ただ受けてさばくだけでは怖くないし、ゴール前での迫力も出せず。

まだまだ修行不足です。

MF 17 奥野 耕平 5・0

68分イン。

悪い流れを食い止めようとプレーしましたが、ひとりでできることには限界アリ。

MF 41 中村 仁郎 6・0

77分イン。

短い時間でしたが、光るものは見せてくれました。

ひとり立ちまであと少しでしょうか。

FW 9 レアンドロ ペレイラ ―

77分イン。

チーム全体が相手に走り負けを始めた時間帯で、彼が入るとね・・・

タイプが違う、と言ってしまえば終了なのですが、あの時間に入るなら積極的なプレスでチームに勢いをもたらしてほしいと思うのでは、ぜいたくなのでしょうか。

DF 4 藤春 廣輝 ―

77分イン。

リーグ戦今季初出場。

あの時間帯に入ったなら、1対1は仕掛けてほしかった・・・

片野坂知宏監督 4・0

結果を見れば、相手と同じ3バックの布陣も、坂本を1番手に入れた交代策も、はまったとは言えません。

さらに交代枠を使い切ったあとに、ダワンがガス欠を起こした、という事実も重かったです。

もちろん監督にとっても、まだ探り探りのところもあるのでしょうが。

この敗北は、厳しい言い方をすれば監督の判断が大きかったとは思います。

ただこの走れないチームを、夏場に向けてどう立て直していくのか、腕の見せ所だと信じてますよ。

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この記事を書いた人

ガンバ大阪を深掘りし、より試合観戦やサポートをより楽しめる場所に。コラムや【忖度なき採点&寸評】で辛口甘口、ユーモアを交えつつ。 名前の由来は『Liverpool echo』より。愛するワンクラブを徹底して分析する場所を目指します。

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