前書き
まだタイトルに挑戦するのは早いのか・・・
そんな思いを抱いてしまったファーストレグでした。
ボールは握れど、最後は崩せず。
一発に泣いて0-1負け。
それ以上に、浦和がサブ主体にも関わらず、最後までゴール前の強度で譲らなかったことに、ズッ友さんの強さとレベルを感じた試合でした。
戦評
ネタが不在で、アンカーに山本、インテリオールには前節の札幌戦ではベンチ外だった石毛を配置。
守備時はいつも山本がこなす前に出ての守備役をダワンがこなし、石毛がダブルボランチ気味に下がりながら、うまくボールを循環させて押し込みました。
ダワンが相手の岩尾をみはりつつ、相手を押し込むことには成功しました。
しかし0-0の後半1分。
開始直後のロングボールで黒川が明本に競り負け、中央へ。
福岡が反応しましたが、処理仕切れずにボールがゴール前に落ちたところで浦和ボールに。
小泉の横パスから、シャルクにスペースを空けてしまい、強烈なミドルをたたき込まれました。
その後も試合の流れとしてはボールを握り、ゴール前までは運びましたが、相手の強固なブロックを崩すまでには至らず。
ホームでリードを奪うことはできませんでした。
採点&寸評
2023 ルヴァンカップ準々決勝第1戦 ホーム・浦和レッズ戦(9月6日) | |||||
名前 | 先発 | サブ | 採点 | 寸評 | |
GK | 東口順昭 | 〇 | 5.5 | シャルクのキャノン砲はわずかに触ってはいましたが…。大きなミスなしも、好プレーもさほどみられず。 | |
石川慧 | △ | ||||
谷晃生 | |||||
DF | 福岡将太 | 〇 | 5.5 | 効果的な球出しは多数あったのですが、失点シーン、CBとしての本懐といえる守備の部分でのミスは痛恨でした。 | |
半田陸 | |||||
藤春廣輝 | △ | ― | 時間短く採点なし。 | ||
三浦弦太 | |||||
高尾瑠 | 〇 | 5 | 攻撃参加のタイミングはばっちりなんですが、クロスがぴたっと合いません…中との意思疎通の問題なのか、早急に改善する必要がありそう。 | ||
佐藤瑶大 | 〇 | 5 | 浦和FW高橋に競りませるシーンはため息を誘いました。CKから決めきれなかった場面含め、せめてヘディングでは譲るなとケツ叩きたい | ||
権敬源 | △ | ||||
黒川圭介 | 〇 | 4.5 | 浦和の右サイドに対して完敗。明本にヘディングで競り負け、酒井には吹っ飛ばされ。明確な課題が見えた一戦になりました。 | ||
柳沢亘 | △ | ||||
江川湧清 | |||||
中野伸哉 | |||||
倉田秋 | △ | ― | 時間短く採点なし。 | ||
福田湧矢 | |||||
ネタ・ラヴィ | |||||
塚元大 | |||||
ダワン | 〇 | 5.5 | トップ下のようなポジションで守備&ゴールに絡もうとしましたが2度チャンスを決めきれず。しかしズッ友も脅威に感じていたのでは。 | ||
杉山直宏 | |||||
山本悠樹 | 〇 | 5.5 | 冷静にボールを動かし続け、ミスは1度ぐらいでしょうか。地味に守備での危機管理もネタより優れているような・・・ | ||
中村仁郎 | |||||
アラーノ | 〇 | 5 | ゴール前でアイデアをみせるシーンもありましたが、フィニッシュには課題。点を取りたい状況ではもう少し早く代えてもいい気もします。 | ||
石毛秀樹 | 〇 | 5 | 山本との好連携でうまくボールを動かしましたが、怖さを出すには至らず。しかし主導権確保には貢献してくれました。 | ||
FW | 宇佐美貴史 | △ | 5.5 | ひとふりの怖さは発揮しましたが、枠捉えることができず。あれを決めきってこそ宇佐美貴史ちゃうんかい、と。 | |
食野亮太郎 | 〇 | 6 | 体のキレと走力を感じさせ、好調キープは感じさせます。切り替えの強度も高く、テンプレ的に代える判断が正しいのでしょうか。 | ||
鈴木武蔵 | |||||
ジェバリ | 〇 | 5.5 | 中央で攻撃の起点とはなりましたが、フィニッシュの怖さは出せず。サイドからのクロスも少ないのが気がかりです。 | ||
山見大登 | △ | 5 | 中央が込みまくっていた中で持ち味が出る状況にはなく。やはり起用できる状況が限定される選手にも見えます。 | ||
唐山翔自 | |||||
監督 | ダニ・ポヤトス | 5 | 後半途中までの試合運びは悪くないですが、あとひと押しの変化はうまくいかず。勝ちパターン構築へ生みの苦しみか。 |
あとがき
リーグ戦ではもはや上も下もなく、ある意味勝ち負け以上に内容にこだわって試合を見続ける日々。
こんな感覚、何年ぶりなんでしょうかwww
しかしまだ8年ぶりのタイトル可能性が残るルヴァンカップは、どんな勝ち方でも・・・と思ってしまうのはぜいたくなのか。
ただボールを握り、互角以上に戦えていることに満足していては、これ以上ガンバが上にいくことはないでしょう。
黒川が見せつけられた、明本や酒井との強度の違い。
福岡、佐藤がレッズの何番手FWやねん、といいたくなるような高橋に競り負ける現実。
アディショナルタイム、アラーノの決定機に浦和DFが鬼気迫る様子で壁をつくり、サイドはわずかに触れて枠外としたシーンなど、学ぶところだらけでした。
ボールを動かし、穴を見つけていくという現在のスタイルに加え、強度面であと1歩も2歩も上のレベルに到達しないと、タイトルを望むレベルには届きません!!
この1敗から感じ取った何かが、さらにガンバを強くすることを祈りつつ。
きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!!
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