前書き
みなさん、のせて好きなものはなんですか。
こう言われれば、ごはんのおともが思い浮かぶでしょう。
ただガンバサポなら、のったときの宇佐美貴史ほどメシウマなものがないことはご存じのはず。
そうです、今がその状態です。
エムボマ、襟にい(松波)以来の3戦連発。
もうごはんが止まりません!!
戦評
負傷により、松田、三浦、アラーノが不在に。
ここに半田、福岡とウェルトンが入り、鈴木に代えてダワンが先発復帰。
この先発変更が、ここまで機能することになるとは、試合前には想像だにせず。
前半4分。まず左CB福岡から対角のロングボールを右サイドへ。
これを右WG岸本が追いかけ、相手のミスを誘ってボックス内でボール奪取。
これを受けた宇佐美がそのまま仕掛け、左足でねじ込んで先制します。
あのシーンをつくれたことは、ラッキーとも、岸本の頑張りとも言えますが、攻撃的な磐田の左サイドバック・松原の裏を狙おうというアイデアは、試合を通じてチームで共有できていたのでは。
その後は宇佐美のロングシュートなどでゴールを脅かす一方、決め手を欠く展開が続きますが、後半12分に波状攻撃でたたみかけます。
ウェルトンの単騎突破からつくったチャンス、宇佐美が1度、山田が2度のシュート機会を逃して残念ムードが漂いかけた直後、ダワンが中盤でパスカットし、3度目の正直攻撃に。
左サイドに流れたボールを受けた宇佐美が中央にあげたクロスにあわせたのは、耳は変わってもヘディングの強さは変わらなかったダワンでした。
2点のリードを奪い、このまますんなりと勝ちきるかと思いきや、そうはいかないのが我らがガンバ大阪。
直後に宇佐美と同様にのりにのっているジャーメインに1点を返され、終盤はヒヤヒヤの展開に。
磐田の大型FWペイショットめがけたパワープレーで何度もチャンスをつくられてしまいます。
そしてアディショナルタイム。
見事なまでにペイショットにつられ、一番怖いジャーメインがヘディング。
終わった・・・
負の歴史を知る多くのガンバサポが頭を抱えたはずですが、これを一森純が救ってくれました。
試合終了の瞬間、ゴール前で踏ん張りをみせた守備陣が集まって喜ぶ姿は、胸をぐっと熱くしてくれました。
採点&寸評
MF 10 倉田 秋66’ 5・5 リードを守りたい展開の中で、中盤の引き締めに一役買いました。
MF 16 鈴木 徳真66’ 6・0 とにかくミスが少なく、試合の流れをうまくコントロール。
FW 13 坂本 一彩72’ 5・5 ハードにボールを追いかけるというタスクをまっとう。これでボールを収めて時間をつくれるようになればなおよし。
MF 48 石毛 秀樹83’ ― 時間短く採点なし。
あとがき
せっかくの勝利に水をさすようなことを言うとすれば、2点リードの後の試合展開のつたなさは、まだまだ改善の余地はあるでしょう。
しっかりと時間を使い、マイボールを増やして出来る限り相手陣内でプレーすることで、リードを守るという賢いプレーは、いまのガンバ大阪には備わっていません。
ただ、宇佐美がのればチームがのる、という至極当然のことを改めて確認し、この至宝をいかに気分よくプレーさせるかが、今のガンバでは最重要であると思い知りました。
開幕戦は先発落ちしていた7番が、ここまでのプレーを見せてくれるとは、ポヤ将にとっても嬉しい誤算だったのでは。
ともかく、つかんだこの流れを離さぬように、次は強豪・広島戦。
またも代表ウイークでブレイクを挟むのは残念ですが、また2週間後、強いガンバ大阪にお会いしましょう!!!
きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
コメント