【忖度なき採点&寸評】劇的勝利の喜びだけじゃなく…坂本一彩に〝覚醒目前〟の香りを感じた5戦ぶり勝利  2024/4/14 ガンバ大阪2-1サガン鳥栖@パナスタ

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前書き

ごめんなさい。

正直、最後はあきらめていました。

こういう試合を勝てないのが我らがガンバ大阪やよな

そんな思考に陥っていました。

しかし選手達は、そんな私を引っぱたき、最高の瞬間を見せてくれました。

戦評

ウェルトンを右、倉田を左という並びは、明らかにゴールを奪うためには黒川の攻撃力をもう少し生かしたい、という狙いでしょうか。

前半はそんな機能性もあり、チャンスも構築。

そして何より、宇佐美が右足でボールを蹴れば、それがクロスでもセットプレーでも、ことごとくチャンスに。

ポジション関係なくボールを触り、チャンスを生み出すプレーは、まさに往年のファンタジスタでした。

しかし前半41分、左サイドからクロスを許し、福岡が鳥栖MF長沼をフリーにしてしまい失点。

福岡は好プレーも多いのですが、2試合続けて失点に絡んでしまいました。。。

それでもこの試合、キーマンとなったのは坂本でした。

立ち上がりから宇佐美のパスに抜け出すなど持ち味を発揮していましたが、前半アディショナルタイムにCKから泥臭く押し込んで同点に。

鳥栖のキーマン・河原へのボール供給をうまく制限しつつ、宇佐美の場所を見て攻撃にも絡み、ウェルトンへのスルーパスで退場者を呼ぶきっかけにも。

山田が負傷中で苦しくなっていたチームにとって、坂本の覚醒はなにより大きいかと。

しかしひとり多い状況での攻撃には課題も。

相手を押し込んだ状態からクロス、ボックス内へのパスは多かったのですが、あとひとつの意外性が足りず、好セーブやブロックにあい続けました。

シュートを雨あられのように放ちながらもゴールを割れない時間が続き・・・

まるでごっつの笑ってはいけないで、柔らか素材でのケツバットを見続けているような感情に。

それ、実際はまったく痛くないんちゃうんか。

いくらシュート打っても、鳥栖にも大丈夫、と思われているんちゃうんか、と。

しかし最後はやってくれました。

三浦のゴールはもちろん、しっかりとファーサイドのジェバリを見つけた宇佐美のクロス、そして胸で優しく三浦に落としたジェバリ。

全員の意地と工夫で生まれた決勝ゴールでした。

採点&寸評

GK 22 一森 純【7・5終盤のシュートストップはまさに神。ニアを切り、ファーをあけてそこに全集中。あのセーブが、アディショナルタイムの勝ち越しゴールにつながる流れを作り出したことは間違いなし。

DF 2 福岡 将太75’【5】2試合続けてクロスから相手FWを見失う失態。要反省。

DF 4 黒川 圭介【6】倉田とのコンビで攻撃回数は増加。ただ守備で穴を空けなかったことも評価されるべきかと。攻撃がいいのはわかりきっていることですから。

DF 5 三浦 弦太【7】前半の決定機を決めていれば、もっと簡単に勝てた気もしますが・・・でも終盤のゴールはよく振りました。守備で隙を見せていない点も大きいです。

DF 20 中谷 進之介【6・5】終盤にカウンターから裏を取られた瞬間はひやりとしました。おもしろいのは、自分が裏をとられたのに、その前に競り負けていた宇佐美?に不満を表していたところ。センターバックはそういうメンタリティーも必要なのかなと。

MF 10 倉田 秋61’【6】中、外とうまく使い分けながら攻守にアグレッシブに絡みました。ただ失点シーンはクロスを上げる場面への反応がやや遅れた気も。

MF 16 鈴木 徳真81’【6】無理はせず淡々とバランスを整え続けました。地味ですが、この仕事をミスなくやり続ける選手も必要なんですよね・・・

MF 23 ダワン【6】ダブルボランチになった今季はゴール前に進入して自慢のヘッドを生かすシーンが減っている気もしますが、中盤での強度はさすが。

MF 97 ウェルトン【5・5】チャンスを生かし切れてはいませんが、相手の退場を呼んだ抜けだしなどやはり一発の破壊力は頼もしや。あとはゴールだけですかね。

FW 7 宇佐美 貴史【6・5】フル出場でスプリント数は4。これはわずか9分間出場のジェバリと同じwww ただ彼の右足は、振ればチャンスが生まれるもはや魔法の杖状態です。

FW 13 坂本 一彩81’【7】その能力がいよいよ開花目前でしょうか。裏抜けからボール処理のセンス、味方を生かす目、そして泥臭さ。間違いなくガンバでのベストパフォーマンスでは。

途中交代

MF 15 岸本 武流75’【5・5】 右SBに入り、攻撃に厚みを加えたいというタスクを完遂。

MF 6 ネタ ラヴィ81’【―】 惜しいミドルもありましたが、時間短く採点なし。

FW 11 イッサム ジェバリ81’【6】 短い時間でアピールしたいはずのエゴを消し、きっちりとアシスト。お見事でした。

FW 40 唐山 翔自61’【6】 縦への仕掛け、抜けだしとウイングとしての適正も見せ始めました。

ダニエル・ポヤトス監督【6】 去年までなら負けていたであろう試合を何とか勝利に。ウェルトンの右サイド起用や、唐山の投入など、昨年より頭が柔らかくなっている印象もあります。切れるカードが増えてきたことも功を奏していますか。

あとがき

結果には満足していますが、内容的にはまだまだ詰める部分も多かった試合でした。

特にセットプレーは、あれだけ宇佐美から精度の高いボールが入るのだから、得点源としていかなければいけないでしょう。

あとは坂本、唐山。

勝利に貢献したというこの結果から、自信というさらなる飛躍へのブースターに火をつけてくれたら。

エースの復活、新加入組の躍動、守備の安定、そして若手の飛躍的成長。

この4つがそろったら、いよいよもっと夢を見てもいいのかな、とぜいたくな思いが芽生え始めます。

この勢いを持続すべく、週末は浦和を叩きたいところです!!

そしてもう一つ、ガンバサポにとって外せない試合も近づいてきています。

4月24日のルヴァンカップ・琉球FCーガンバ大阪戦で、藤春廣輝選手と再会したいあなた!

ルヴァンはスカパーに加入してみるしかありません!!

サッカーパックは月2480円。沖縄にいくよりよっぽど安上がり。

初月は1か月無料なので、琉球戦だけ見て・・・という裏技も可能www

やはりすべての試合を見たくなるのがサポーター心情。

直前で「あ!スカパー再登録するの忘れてた!!」とならぬようにご準備を。

きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!!

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この記事を書いた人

ガンバ大阪を深掘りし、より試合観戦やサポートをより楽しめる場所に。コラムや【忖度なき採点&寸評】で辛口甘口、ユーモアを交えつつ。 名前の由来は『Liverpool echo』より。愛するワンクラブを徹底して分析する場所を目指します。

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