2022・4・9 Jリーグ第7節 ガンバ大阪2-0川崎フロンターレ@パナスタ
これでよく眠れます・・・
泣いた、泣いてない騒動をひとりで巻き起こした谷晃生は、そう話したそうです。
いいですね、若人の強がりもwww
そんな風に笑えるのも、やっと勝ったから。
ポヤトス監督も
コレデヨクネムレマス・・・
と言ったとか言わないとか。
とにかくよっしゃー!!!
では分析にwww
戦評
先発は東京戦から負傷の山本悠に代わり、石毛。GKは東口に代え、前節やらかしの谷に再チャンスを与えた布陣でした。
ここ7試合で2分け5敗となぐられてばかりの川崎さんですが、ふたを開ければ
あれ? 知り合いは家長君と登里くんぐらい? あ、あと山根君か
というチームに変貌。
それでも立ち上がりは、川崎アレルギーからか試合を優位に進められました。
ダワンとネタの背後でチャナティップに何度か受けられていやな時間も過ごしましたが、決定機までにはいたらず。
これまでとは違ったのが、何本かパスをつなぐ間に、相手が勝手にミスをしてくれるところ。
心優しいプレゼントからカウンターのチャンスも何度か訪れ、試合は一進一退。
そんな中で、石毛のCKからダワン!!
もはや我々にとっては見慣れた光景ですが、ガンバのCKはジェバリ、三浦、ディエゴと180センチを超す高さを持った選手達が全力でおとりとなり、177センチのダワンに宙を舞わせるのですwww
セットプレーで1点をリードすると、少し余裕が。
トップ下を置く川崎は、基本的にチャナティップがネタをマークしていましたが、ここでイスラエル代表がタイ代表に格の違いを見せつけました。
プレスを受けても、簡単にいなして前進することで、川崎のラインは自陣へと後退。
そして後半5分には、いい形で追加点が生まれました。
シンプルに言うと、右で回して左のスペースをつかった形ですが、いくつかの伏線も。
まずはネタのパススピードとリズム。
ボールを取られないネタが右サイドで半田、杉山とパス交換しながら、ジェバリへの縦パスでリズムチェンジ。
ジェバリはシンプルに壁となってポストプレーを行うと、十分に相手が右に寄ったところでネタからダワンへ。
このパスの速さ、そしてダワンもシンプルかつ速い展開でアラーノへ出したところが肝でした。
フリーのアラーノはドリブルで突っかけると、山根が対応。
ここで黒川がオーバーラップを仕掛けようとしたことで、山根はアラーノのマークを家長へと受け渡します。
しめしめ
とアラーノは思ったことでしょう。
案の定、寄せの甘いDFに対し、アラーノは完全にフリーで右足を振り抜いて、どん!!!
チームとしての狙い、相手を一度寄せてからサイドチェンジ、2対1をうまく生かしてフリーになったアラーノのゴラッソでした!!
この後は相手に退場が出たことで、ある程度余裕を持った試合運びに。
アクシデント的に迎えたピンチも半田のスーパータックルで刈り取り、なんとかしのいでクリーンシート達成。
普段は文句ばかり、心配性のわたくしですが、終盤は相手が怪我でふたり減ったこともあり、安心して勝利を味を堪能させていただきました。
では採点&寸評に。
採点&寸評
2023 J1リーグ第7節 ホーム・川崎フロンターレ戦(4月9日) | |||||
名前 | 先発 | サブ | 採点 | 寸評 | |
GK | 東口順昭 | △ | |||
石川慧 | |||||
谷晃生 | 〇 | 6 | ポヤ将の抱擁に「泣いていいんだよ…そんな優しさに、僕は救われたんだよ。本当にありがとう」という菅田将暉の『虹』が流れたことでしょう。枠内シュート0もオフサイドなどでは好反応も。 | ||
DF | 福岡将太 | ||||
半田陸 | 〇 | 6.5 | 派手ではないですが、本当に守備が堅い。一度も抜かれてないのでは。 後半のスライディングカバーは1点と同じくらい価値あり。 | ||
藤春広輝 | |||||
三浦弦太 | 〇 | 6 | シンプルisベストという願いが通じたのか、安心して見ていられました。この調子でナイスパスの欲を出さず、謙虚に、集中してお願いします。 | ||
高尾瑠 | △ | ― | 時間短く採点なし | ||
佐藤瑶大 | |||||
権敬源 | 〇 | 6 | 足がつってもチームメートに守備の穴を指摘していた当たり、キャプテンマークを巻いた自覚十分でした。早くフル出場できるコンディションに。 | ||
黒川圭介 | 〇 | 6 | 球際への強い意識と、寄せられてもボールを運べる能力で貢献。守備さえ安定すれば、どこに出しても恥ずかしくないSBですよ、あなたは。 | ||
柳沢亘 | |||||
江川湧清 | △ | ― | 時間短く採点なし | ||
MF | 山本理仁 | △ | |||
倉田秋 | |||||
福田湧矢 | △ | 5.5 | カウンターチャンスは何度もあっただけに、1本ぐらいは決定機につなげて欲しかったところ。まあ次です、次。 | ||
ネタ・ラヴィ | 〇 | 7 | 取れそうで取れないターンはそろそろガンバ名物に。デュエルでの思い切りも文句なし。『スーパーネタ』のチャント、歌いたくなってきました。 | ||
塚元大 | |||||
ダワン | 〇 | 7 | 今やJで最もヘディングが強いMFでしょう。潰し、戦い、点まで取って、アシストもしてくれるなんて。目立ちすぎると中東やヨーロッパから声かかりそうで怖い。MOM。 | ||
杉山直宏 | 〇 | 6 | ヘディングの決定機は決めとけ!!ただ東京戦の2得点で、つきものは落ちた感も。もう少しスピードがあれば文句なしなんですけどねえ。贅沢ですかね。 | ||
山本悠樹 | |||||
中村仁郎 | |||||
アラーノ | 〇 | 6.5 | あんなゴール決められるなら、宇佐美に変わるエースの座も遠くないはず。ボールを失った後に発動する切り替えブーストも頼りになります。 | ||
石毛秀樹 | 〇 | 6 | 地味ながらつなぎ役としてかなり貢献。広範囲を走って、車屋を退場に追いやるプレーもでかかったです。ふんわりCKもダワンと好相性で1アシストと結果も。 | ||
FW | 宇佐美貴史 | △ | 5.5 | おかえりなさい。まだもっさり感たっぷりも、ラストパスで決定機演出。ただチーム内競争激化のため、点を取らねばレギュラー保証怪しいかも。。。 | |
食野亮太郎 | |||||
鈴木武蔵 | △ | 5.5 | 迷わず打てよ、打てばわかるさ!!全パナスタ民が叫ぶ。ジェバリとの差はやや大きめに開いた感もあり。 | ||
ジェバリ | 〇 | 6 | シュートチャンスにはなかなか恵まれずも、漂う余裕とポストプレーで大人のFW感満載。苦手らしい苦手のない万能感が頼もしすぎます。 | ||
山見大登 | |||||
監督 | ダニ・ポヤトス | 6.5 | ご本人が一番ほっとしたのではないでしょうか!これで目指す方向性を変えずに貫いていく時間は増えたはず。さらなる進化に期待しかありません。 |
あとがき
この試合ではっきりしたこと。
助っ人ばかりが目立つ攻撃陣ですが、勝ってくれるなら問題はありません。
ただそうなると、もうひとりのインテリオールは誰に?
石毛や、残念ながら負傷してしまった山本悠樹のように、攻守で黒子役をこなしてくれるタイプのほうが・・・
そうなると我らがエース・宇佐美貴史のポジションは??
新たな問題が発生してきます。
事実、川崎戦でも宇佐美が入ってから中盤の守備強度はかなり下がったように見えました。
ジェバリはそこまでハードワークの色は強くないだけに、ジェバリ&宇佐美のコンビではやや守備に不安も。。
難しい問題ですが、聖域をつくらず結果を出したものだけが生き残るガンバ大阪でなければ、チーム改革なんて進みません。
ポヤ将には、また眠れず悩む日々を過ごしてもらいましょう!!
きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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