【コラム】2022年夏 ガンバ大阪勝負の大型補強を診断 推定3億円の緊急投資は実るのか・・・

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前書き

福岡戦が相手のコロナ大量発生により延期となり、ぽっかりと空いた2週間。

この間にも、いろいろありました。

ただ全く心は晴れない日々が続いております。。。

そこで今夏の天王山ともいえる清水エスパルス戦を前に、今夏の補強診断をやってみようかと思いつき。

では行ってみましょう。

課題のストライカー補強は完遂

低迷を続けるガンバ大阪にとって、今夏の最大補強ポイントはストライカーでした。

なぜって??

チーム最高年俸(推測ですが・・・)の可能性すらあるFWレアンドロ・ペレイラがここまで2ゴールで、ほぼ戦力外の状態に陥っているからです。

2019年には広島で15ゴールを挙げたペレイラを、マネーゲームで強奪したわれらがガンバ大阪。

おそらく年俸は、1億以上、下手すれば1・5億ぐらいは払っているのではないでしょうか。

そんな高額年俸のストライカーは、運動量、コミュニケーション、さらに味方からのパス不足にも陥って、もはやいかんともしがたく。

そこで夏に一番最初に目を付けたのが、鈴木武蔵でした。

報道では浦和や神戸との争奪戦を制した、とのことでしたから、こちらも1億以上の年俸はお支払いになっているのでは・・・

正直、今のガンバに来てくれる理由は、年俸ぐらいしか見当たらない、というのが本音です。。。

しかし来てくれてありがとう、武蔵。

ただ前節の京都戦ではベンチ外となっており、負傷という噂もちらほら。。。

一刻も早く帰ってきてくれないと、来年はJ2でプレーすることになっちゃうよ、とささやいておきたいです。

シャドー候補に頼もしいふたりを

さらにシャドーの候補として、食野亮太郎とファン・アラーノを獲得。

食野は言わずと知れた我が子なので、この復帰は規定路線といったところでしょう。

ただチームに欠けている、アタッキングサードで積極的に仕掛けられるドリブラーというピースが加わったことは頼もしい限り。

武蔵不在の京都戦では1トップも務め、慣れない中でも1ゴールと結果を残しました。

新エース候補としては期待大です。

しかしマンチェスターシティとの契約が残っていただけに、移籍金は発生。

確かガンバからマンCへと完全移籍した際の移籍金が1億ほどだったはず。

契約があと1年だったので、移籍金は2,3000万円でしょうか。

年俸と合わせれば、5000万円でおさまっていればいいのですが。

また驚きの獲得が、鹿島から獲得したファン・アラーノ。

鹿島では今は亡きヴァイラー監督の戦術にフィットせず、出場機会が減っていたものの、これまでJで見せてきた運動量と切り替えスピードは、気まぐれなブラジル人とは思えないほどの勤勉さ。

神出鬼没にゴール前に飛び出すあたり、決定的な仕事が期待できます。

ただシュートが下手なのが玉に瑕(きず)、と鹿島界隈では噂に。

完全移籍のため、こちらも移籍金は発生。

鹿島にとってもヴァイラー下では余剰戦力となっていただけに、移籍金3000万、年俸6000万といったところでしょうか。

岩政新監督は、もしかしたら出したくなかったかもしれませんけどねえ。

未来の司令塔獲得・・・って未来あるんかい!!

そして最も議論の対象となるのが、山本理仁選手でしょう。

パリ五輪世代のゲームメーカーで、まだ20歳。

なんでガンバを選んでくれたんやろ、と獲得したときは正直不思議でしたwww

海外志向も強いようで、J2のヴェルディであがき続けるより、J1のガンバで結果を残したほうが近道だと考えたのかもしれません。

片野坂監督が最も苦労しているビルドアップを助けてくれるアンカーとして期待・・・

しているのですが、加入早々、メディカルチェックで左足甲の骨折が判明。

うそやん。。。先に調べとけよ。。。

と思ったのは僕だけじゃないはず。

クラブは全治を発表しておらず、記事によると7月末の1か月後に再検査をするとのこと。

ケガをしたのが7月前半、再検査が8月末となると、約2か月は完全にピッチから離れる、と考えるのが自然でしょうか。

そうなれば、復帰はいつになるのやら。。

今シーズンは11月で終わりなんですが。

これは推測ですが、きっとJ2に降格した際は移籍金なしで移籍できる、という条件なんかは付けていそう。(それは武蔵もですが・・・)

1試合もプレーしないまま、来年気が付いたら川崎フロンターレに完全移籍・・・・なんて悪夢が起こらないことを祈りましょう。

ちなみに移籍金は報道によると1億円とのこと。年俸はまだ若手なので2000万ほどでしょうか。

2年連続、まさかのコーチ補強

そして直近で飛び込んできたのが、松田浩コーチの入閣でした。

確かに片野坂監督の下でまったくうまくいかず、コーチ陣も若いメンバーばかりで監督と議論できるような人材はいるのか、というのは気になっていたところでした。

61歳と片野坂監督より10歳年上で、現役時代も広島で一緒にプレーしていたそうです。

松田のロングシュート、覚えていますわ・・・

指導者としては、4-4-2での固い守備ブロックの構築に定評があるとのこと。

片野坂監督のサッカーとは、まったく趣向が違う気もしますが。

これはきれいごと抜きで、残り数試合で監督を交代させる準備でもあることは間違いないでしょう。

神戸時代には残留争いを勝ち抜いたキャリアも持つ松田氏を、コーチに加え、昨季の松波監督&木山コーチの再現を狙おう、というのはわかるのですが。

気になるのは、松田氏を呼んだ経緯。

スポーツ報知の金川記者が「クラブ主導」で決まったコーチ人事だとツイートしていました。

低迷するチームを立て直すためにクラブもあれこれ考えるのは当然。

しかしなぜ松田氏??となった時に、かつて神戸でGMを務めていた和田取締役の存在が浮かび上がります。

おそらく、和田さんの人脈で引っ張ってきたのでしょう。

去年は監督経験すら浅い松波監督を、木山コーチがサポートしましたが、すでに大分で6年もの監督経験を持つ片野坂監督は、松田コーチの存在をどう感じるのか。

ふたりの人間関係はわかりませんが、正直カタさんのプライドはズタズタでは、と感じます。

それでも残留のために、格好なんてつけていられないのも事実。

今はこの策がうまくはまることを、祈るしかありません。。。

あとがき

最後にこの夏にかかったお金を計算してみましょう。

鈴木武蔵  移籍金なし 年俸1億5000万(推定)

食野    移籍金2000万 年俸3000万(ともに推定)

アラーノ  移籍金3000万 年俸6000万

山本    移籍金1億    年俸2000万

松田コーチ 年俸2000万(半年契約で1000万??)

といったところでしょうか。

選手たちも今年の残り年俸は半分で計算すると・・・・

計2億9000万円也・・・・・

これだけかかって降格となれば、もう立ち直れないんじゃないでしょうか。

なんか不安ばっかりを書いてしまいましたが、来てくれた選手たちの実力に疑いはありません。

他クラブと比較しても、乾や北川、ピカチュウを加えた清水、永井や永木、レオナルド獲得の名古屋、小林祐、ムゴシャ、飯野の神戸と比べても、質、量ともにトップではないでしょうか。

補強診断は特Aといえるでしょう。

あとはどう料理するのか。

クラブは片野坂監督の解任ではなく、大型補強とコーチ入閣で何とかしようといしているのがこの夏の動き。

あとは与えられたチャンスで、監督が結果を出せるかどうか。

正念場です。カタさん、頑張れ。

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ガンバサポーターだけど、エンブレムの入ったグッズなどはスタジアム以外では着にくいな。。。

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よろしくお願いします!!

 

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この記事を書いた人

ガンバ大阪を深掘りし、より試合観戦やサポートをより楽しめる場所に。コラムや【忖度なき採点&寸評】で辛口甘口、ユーモアを交えつつ。 名前の由来は『Liverpool echo』より。愛するワンクラブを徹底して分析する場所を目指します。

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