【忖度なき採点&寸評】ここにきての4連勝!!アラーノ、ポヤトス監督ら来季去就微妙な存在をどう評価すべきか。25/9/23ガンバ大阪3-1横浜マリノス@パナスタ

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前書き

4連勝!!

涼しくなってきたのが影響を与えているのか、チームに躍動感を感じた試合でした。

中でもアラーノ。

リーグ戦のゴール数は1ですが、アシストはこれで7。リーグ6位。

おそらく今年で契約が切れるはずですが、昨今の活躍ぶりで新契約締結へ猛烈アピールしているようにも見えます。

トリッキーさと献身性を兼ね備え、さらにどんな試合状況でも機能するブラジル人アタッカーを残すべきか。

クラブも頭を悩ますところでしょう。

加えてやっと待望の初ゴールが生まれた満田誠の去就も気になるところ。

完全移籍のオプション付き、との情報もあるだけに、今の汎用性をみるとやはり借りパクを早く決めて欲しいところ。

あとは4連勝とはいえ、相手は湘南、横浜FC、マリノスと浦和を除けば下位低迷クラブ。

優勝を目指していたのに中位に沈んだクラブが、ノープレッシャーの中でのびのびとプレーして後半に勝ち星を伸ばす、というパターンは、FC東京などでよく見るので、過度な評価は禁物。

もちろんACL2もある中での戦いですから、少しでも来季、そして未来につながる戦いをしてほしいなと思います。

採点&寸評

GK 22 一森 純【6・5】古巣を相手に盤石プレー。前に出る判断が秀逸でした。

DF 2 福岡 将太【6・5】パワーの差が出ない相手には、本当にすばらしいDFだなと。攻守にいい仕事ぶりでした。

DF 3 半田 陸【6】山下との内外の関係、偽SBとして中盤でプレーするスムーズさ、満田へのアシストなど印象的なプレーを披露。ビルドアップのミスで危ない場面がひとつあったのと、オナイウを少しやらせすぎた気もしました。

DF 4 黒川 圭介【5・5】攻撃は正直、十分に脅威でした。ただ守備の部分で、失点シーンは外から声を出してマークを受け渡す、さらに天野にフリーで打たせたヘディングなど改善の余地あり。

DF 20 中谷 進之介【6】中央にどんと構える時は、本当に頼もしい限り。失点シーンでは彼が前に出たことで、マークの受け渡しがあいまいとなり、最後は大外が空くという事態を招きました。

MF 13 安部 柊斗【6】球際、前、後ろとスムーズにできる部分が増えている印象。来季に向けてもボランチの核としてもっと存在感を出してもらえれば。

MF 16 鈴木 徳真58’【5】非常に考えながらプレーしているのは伝わりますが…自分がボールを失ってはいけない、という意識が強く、決定的なパスを一瞬遅れて逃しているようにも見えます。

MF 47 ファン アラーノ85’【6・5】最近の彼を見ているとワクワクします。相手をだましてやろう、という意識がプレーに出ており、非常にブラジリアンらしいアイデアが多数。その天真爛漫さが、いい意味でチームの攻撃に変化をつけています。ハードワークに加え、確かな技術に支えられたトリッキーさで得点に絡む今、2列目では最も頼りになる存在かと。

FW 7 宇佐美 貴史85’【6】経由点と本当にストレスなくボールを回す技術は、さすがのひと言。FKはややラッキーだったかもしれませんが、あのスピードであの場所に送り込んだからこそ。常に裏を狙うヒュメット、脇から飛び出してくる満田や安部がいることで、飛び出す回数が少ない、という彼の欠点がうまく補えるチーム構成になっている印象です。

FW 17 山下 諒也58’【5・5】狙いは悪くなかったですが、同じく機動力とスピードが武器の相手DF鈴木冬一と互いに持ち味を削り合ってしまいました。

FW 23 デニス ヒュメット85’【6】ストライカーがいるべき場所にいることで、これだけチームがスムーズに回ることを証明してくれています。本人はスペースをつくっている、という意識はそれほどないかもしれませんが、裏に走り、相手DFを引きつけ、クロスにはニアも狙う、という繰り返しが、ゴール前の流動性を生み出しています。

途中出場

DF 15 岸本 武流85’【―】決めるべき時に決めておきたい。次のチャンスが遠のくので。

MF 27 美藤 倫85’【6】短い時間でも爪痕。左足のロングスルーパスには未来を感じました。

FW 11 イッサム ジェバリ85’【―】時間短く採点なし。

FW 51 満田 誠58’【6・5】待望の移籍後初ゴール。7G2Aの宇佐美に比べ、どうしても数字が物足りない部分はありましたが、これで吹っ切れてくれれば。

FW 97 ウェルトン58’【6】そこに立つだけで、相手は警戒をせざるを得ない存在感はさすが。

ダニエル・ポヤトス監督【6】ACL2からメンバーを入れ替えつつ、しっかりと勝ちきった部分は評価に値します。個人の能力をうまく生かしている、とは言えると思いますが、1年目に見せていたようなポヤトスサッカーの色は、2年目、3年目とあまり見えていないことは懸念点。ここから来季の契約を勝ちきるには、ほぼ全勝で昨季と同じ4位前後までの浮上が必要ではないかと思います。

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この記事を書いた人

ガンバ大阪を深掘りし、より試合観戦やサポートをより楽しめる場所に。コラムや【忖度なき採点&寸評】で辛口甘口、ユーモアを交えつつ。 名前の由来は『Liverpool echo』より。愛するワンクラブを徹底して分析する場所を目指します。

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