【忖度なき採点＆寸評】僕は福岡将太を責めることはできない。髪形はともかくとして。2024/9/28ガンバ大阪1-1東京ヴェルディ＠パナスタ

前書き

今日は諸事情により、ショートバージョンでお届けいたします。

すみません。

我慢して我慢してゴールをこじ開け、それでも守り切れなかった。

ゴール前、ミドルシュートにも必死にブロックに走り、決してフリーで打たせたわけではありませんでした。

解説の播戸竜二さんは「福岡選手は足だけで行ってしまった」と言っていましたが、あの状況で必死に足を伸ばした選手を、僕は責めることができません。

何度もヴェルディの規律ある守備を崩すためのアクションを最終ラインから見せ、相手のタイトな中盤をすべて無効化したセンス抜群の縦パスは、ドリブルで２、３人を華麗にかわす以上の価値が合ったと思います。

さらに隠れた持ち味である走力を生かし、馬力のある相手エースを必死に押さえ込んだ選手に、後半アディショナルタイムに軽やかにステップを踏んでブロックに行けとは・・・口が裂けても言えません。

それ以上に問題は、ファウルを与えてしまったこと。そして２点目が取れなかったこと、にあると考えます。決定機で判断を誤った山下、あの時間帯で果敢なプレーがファウルになってしまった福田の方が、僕は問題だと思いました。

優勝は遠のきましたが、次は大阪ダービー。

このまま静かにＡＣＬ圏内からも離れていくのか、それとも食い下がるのか。

我々の意地をみせてやりましょう。

採点＆寸評

GK 22 一森　純【５・５】失点シーンは為す術なし。前回のミスを受けてか危険なパスはありませんでしたが、ビルドアップやキックで能力を生かすシーンも少なめ。

DF 2 福岡　将太【６・５】東京ヴェルディＦＷ木村をほぼ完全に押さえ込み、先制点は見事な縦パスで攻撃の起点に。最後の失点シーンは、ＤＦなら足が出てしまうことは僕は責められないと思います。あ・・・髪形は前の方がいい気がします。

DF 4 黒川　圭介【５・５】クリアミスでピンチを招いたシーンもありましたが、９０分間安定して攻撃の圧力をかけられる頼もしさはあり。

DF 20 中谷　進之介【６】ゴールカバーの抜け目なさや、駆け引きのうまさで失点を防ぎ続けていましたが・・・

MF 9 山田　康太56’【５】間に顔を出す、最前線まで飛び出す、と２つのタスクをこなしていましたが、ボールタッチで相手に読まれるシーンも。怪我の状態が少し心配です。

MF 15 岸本　武流56’【５・５】ボールへの強い意識は感じました。サイドバックはＤＦ。早い時間でのイエローは課題ですが、強くボールに向かう意識は上がってきているのかなと。

MF 16 鈴木　徳真【６】いつもながらの安定感。ミスの少なさは頼もしい限りで、ダワンとのバランスもやはりいい。

MF 17 山下　諒也70’【５】素直すぎる。とにかく素直すぎる。一瞬でも宇佐美に出すような空気をもう少し出せれば、もう少しコースもあいていたのかなと。。。

MF 23 ダワン81’【６・５】中盤で守備の仕事をあれだけこなしている中で、ゴール前に飛び出せるのがダワンの魅力。トラップは怪しかったですが、よく決めきりました。

MF 97 ウェルトン81’【５】ヴェルディの守備に対応され、決定的な仕事とまではいきませんでした。フィジカルの状態も少し下がってきているのかな。ブルドーザーではなく、ちょっと整備不良のアメ車ぐらいのパワーでした。

FW 7 宇佐美　貴史【６】チャンスに絡む回数は多くなかったですが、きっちりとダワンへのアシストでひと仕事。プレスバックも素晴らしく、攻守で貢献してくれたのですが。

【途中交代】

DF 3 半田　陸56’【５・５】パリ五輪を棒に振った骨折からの復帰戦。お帰りなさい。まだこわごわのプレーか、持ち味の対人能力を発揮するシーンは少なめ。

MF 14 福田　湧矢81’【―】時間短く採点なしも、気合い空回りで犯したファウルが失点の起点に。あの時間帯では軽率でした。

MF 27 美藤　倫81’【―】時間短く採点なしも、ボールハントに鼻が利くのはよき。

MF 47 ファン　アラーノ70’【５・５】点が欲しい時間帯でハードワークは頼もしい限りですが、やはり決め手には欠くんですよね…

FW 13 坂本　一彩56’【６】ゴールにつながったポストプレーから宇佐美への落としもさながら、その後にしっかりゴール前へ入ってダワンとのツインシュート間近まで移行したプレーが素晴らしかったです。

ダニエル・ポヤトス監督【５】守り切ることができなかったゲームコントロールにはまだ課題があるでしょうか。ただ失点以上に、リードしても突き放せない現状の問題点を強く感じます。