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前書き
みなさま、おめでとうございます！！
そしてありがとうございます！！！
やっとトンネルを抜けることができました。。。
苦しかった。。。
久しぶりに明るい気持ちでキーボードの前に座ります！！
では８試合ぶり、ルヴァンを合わせれば１０試合ぶりの勝利をかみしめていきましょう！！
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戦評
スタメンはマリノス戦からＭＦダワンと山本悠樹を入れ替え。
１０試合ぶりにダワンをサブに置き、ルヴァン京都戦で好プレーをみせた悠樹をスタメンに起用したことで
ボールの握り合いを挑むのか？？
と思いましたが、ふたを開けてみればまったく違う展開に。
まず前半２分、ジェバリが千葉から絡め取り、倉田が押し込んで先制。
昨季終盤は出番を失い、今季もこれが２試合目の先発となるベテランが、まず試合を動かしてくれました。
１点リードを奪うと、ガンバははっきりとした守備隊形から、試合をコントロールしにかかりました。
これまでと違ったのは、インテリオール石毛のポジショニング。
これまでは守備時２トップの一角として、前から制限をかけるシーンが多かったですが、この日は攻撃時の形のままに。
相手センターバックにプレスをかけて制限するのではなく、センターバックから縦パスを差し込む先、伊藤、高、島田という新潟の中盤３人を、決してフリーにすることなくスペースを潰しました。
これで特に新潟で最も怖い選手、伊藤涼太郎に自由を与えないことに成功。
さらに誰かがパスワークで引き出されても、サイドの倉田やアラーノも中央へのカバーを意識。
特にＤＦラインと中盤の間、このスペースを徹底して使わせない、という姿勢が見られました。
そしてボールを奪えば、ジェバリを基準点にカウンターを発動。
何週間も怪我を抱えながらプレーしていたというジェバリですが、この日は相手ＣＢとの力関係もあってか、ボールがおさまるおさまる。
ジェバリにおさまれば、一気にアラーノらセカンドラインの反応の早さを生かしてカウンターに。
前半終了間際にショートカウンターから、ジェバリ→アラーノのホットラインで追加点を奪いました。
後半立ち上がり、ＣＫからネタが競り負けて失点。
これ、いつものパターンなのか・・・
と震え上がったのもつかの間。
倉田を起点に黒川が高い位置を取り、石毛に下げてワンツー。
絶妙に相手が処理しにくいポイントに落とされたラストパスに黒川が走り込み、大きな大きな３点目。
３点目の直後、石毛に代えてダワンを投入して守備のねじを巻き直しにかかります。
守備力の高いダワンとネタをダブルボランチ気味に置き、山本悠樹をトップ下に上げてボールの出所にも制限をかけながら、マイボールの時間も増やしたいという展開に。
しかし新潟のポゼッションもたくみでなかなかボールを奪い返せず、我慢の展開が続きました。
中盤の戻りが遅れ始めることで中盤のスペースをつかれるシーンも増えていきましたが、右サイドは半田を２列目に出して右ＳＢに高尾を入れ、左サイドは食野の投入で強度を加えてカバー。
最後まで大きな穴はあけず、ミドルシュートから水漏れしても東口がきっちりとふさぎきり。
最後は５バックにシフトし、守り切って勝利にこぎつけました。
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採点＆寸評
| ２０２３ Ｊ１リーグ第１５節 アウェーアルビレックス新潟戦（5月２９日） | |||||
| 名前 | 先発 | サブ | 採点 | 寸評 | |
| GK | 東口順昭 | 〇 | 6.5 | 古巣のピッチに神降臨。雨で滑るピッチにミドル対応はヒヤヒヤさせられましたが、そいつも神様のお戯れでした。 | |
| 石川慧 | |||||
| 谷晃生 | △ | ||||
| DF | 福岡将太 | 〇 | 6.5 | カバーに加え対人も前後のスピード生かして相手ＦＷを封殺。保持では新潟・千葉のミスに学んでリスク最小限にプレー。７４分、体を張ってネスカウを潰してカウンターの芽を摘んだプレーは秀逸。 | |
| 半田陸 | 〇 | 6 | 一瞬ポジション取りが遅れるシーンもありましたが、安心感は抜群。サイドをしっかり通行止めに。 | ||
| 藤春広輝 | |||||
| 三浦弦太 | △ | ― | 時間短く採点なし。 | ||
| 高尾瑠 | △ | 5.5 | 守備の仕事を完遂しました。 | ||
| 佐藤瑶大 | 〇 | 6.5 | 彼がスタメンになってから流れの中で失点なし。不用意なミスもほぼなく、高さやパワー、奪いきるんだという意思の強さが際立ちます。 | ||
| 権敬源 | |||||
| 黒川圭介 | 〇 | 6.5 | クロスのみならずゴールまで…失点絡み癖も収まり、いよいよ攻撃でのメリットが上回ってきましたね。 | ||
| 柳沢亘 | |||||
| 江川湧清 | |||||
| MF | 山本理仁 | △ | 5 | 試合の流れに乗れず、守備強度の低さだけが目立つ展開に。リードした展開では使いにくい、と思われても致し方なし。 | |
| 倉田秋 | 〇 | 7 | もうガンバでは見られないかも、と思っていたゴールが苦しむチーム救う値千金の先制点に。守備、さらに攻撃でも左ＳＢを生かす往年の得意技で貢献。あなたに１０番を託してよかったです。 | ||
| 福田湧矢 | |||||
| ネタ・ラヴィ | 〇 | 6 | 守備の嗅覚が素晴らしく中央のルートを消し続けました。ＣＫでの競り負けはマイナスも構える守備の方が得意そう。 | ||
| 塚元大 | |||||
| ダワン | △ | 6 | あの時間帯に戦士が出てきてくれると強度的に大助かり。 | ||
| 杉山直宏 | |||||
| 山本悠樹 | 〇 | 5.5 | 展開的に持ち味出ずも、守備で広範囲をカバー。デュエルの頼りなさは気になりますが、ピッチに置いておきたい存在。 | ||
| 中村仁郎 | |||||
| アラーノ | 〇 | 6.5 | ジェバ兄との好相性が結果に直結。守→攻の切り替えの速さはＪでも随一では。課題の決定力を発揮してくれました。 | ||
| 石毛秀樹 | 〇 | 6.5 | 影のＭＶＰ。攻守でツボを押さえ、相手が届きそうで届かない浮き球パスで３点目をアシスト。渋すぎるぜ。 | ||
| FW | 宇佐美貴史 | ||||
| 食野亮太郎 | △ | ― | 時間短く採点なし。 | ||
| 鈴木武蔵 | |||||
| ジェバリ | 〇 | 7 | 裏抜けよしキープよしで攻撃の基準点に。新潟ＣＢのふたりは、ここまでやられてたらスキンヘッドのひげ面が夢にも出てくるのではないでしょうか。守備でも中央へのプレスバックは効果的でした。 | ||
| 山見大登 | △ | ||||
| 監督 | ダニ・ポヤトス | 6 | 狙いとは違えど交代策で微修正しながら久々勝ち点３。ゴール時のポヤガッツにもしびれましたわ。 | ||
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あとがき
この試合で特に感じたのは、守備面での倉田や山本、石毛の貢献でした。
誰かが出れば、誰かが埋める、という意識が非常に強く、決して網の目を広げないように補完し合っていました。
だからこそ、あれだけ相手にボールを握られても、大きな破綻なく３試合連続で流れの中からの無失点、という結果につながったのでは。
さらにＤＦライン、福岡や佐藤の奮闘を見ていると、この場面を思い出しますね・・・
明らかに調子を上げてきたジェバリと東口の存在は、この上なく頼もしく。
特にジェバリという個を生かすためには、周囲のハードワークが重要なのか、と感じた試合ではありました。
出場停止の宇佐美貴史にとっても、この試合が大きな転換点になってくれることを祈ります。
やっと反転攻勢への足がかり、という１勝でしょうが、いまだ最下位の降格圏。
借りは返す
の精神で戦い続けてもらいましょう。
きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございました！！
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